
社会人野球 2025.06.30
引用元: ・日産自動車野球部「会社がアレで野球やってる場合なの!?」←実際その通りだと思うが… [618719777]
16年ぶりの活動再開も…本業は業績悪化
16年ぶりの活動再開も厳しい船出となった。6月30日から始まる都市対抗野球西関東予選に挑む日産自動車野球部。本業の業績悪化が伝えられる中、伊藤祐樹監督は「自分たちのやることは変わらない」と前を向く。 1959年に創部した日産自動車野球部は都市対抗に29度出場し、2度の優勝を誇る名門だった。ただ、リーマンショックのあおりを受け2009年いっぱいで休部になった。その後、業績回復により復活の機運が高まり、2023年9月に野球部の活動再開が発表され、2025年1月から始動した。
だが、再始動の矢先となる2024年度の決算では、6708億円の巨額赤字を計上。2027年度までに世界17カ所の工場を10カ所に集約し、グループ全体で約2万人の人員削減を行う方針が発表された。対象となる工場名は公式発表されていないものの、野球部の拠点である横須賀市・追浜工場の閉鎖が報じられ、連日メディアを賑わせている。
「せっかく日産のユニホームを着てもらうのに、足かせになるようなことは絶対にしてはいけないと思いました」と伊藤監督。選手たちは今年1月からチームに合流したが、昨年11月には社員9000人の削減が報じられていた。
「その際にも『日本国内の社員が9000人リストラされるわけではない』『野球部の内定が取り消されることはない』と説明しました。追浜工場の件についても『正式な発表ではないし、野球部の活動について何かあれば連絡がある』と話しました」
選手の本音…友達から「大丈夫なの?」
今年4月に入社し、本社グローバルコミュニケーションオフィスに配属された玉置健士郎外野手は、「会社に出社すると『お、来たのか』とすごく歓迎されて、最初は驚きました。友達からは『大丈夫なの?』と心配されましたが、不安に感じることはありませんでした」と笑顔を見せる。 社内では、野球部員の配属を希望する部署が多く、野球部復活は概ね好意的に受け止められている。一方で、経営難の中「今、野球をやっている場合か」という厳しい声があるのも事実だ。
「そういう声があるのは当然だと思います。自分たちができることは当初から変わらず『野球で会社を盛り上げる』こと。16年前、そこそこ強かったんですよ。それでも休部になった。当然、強いほうがいい。でも勝てばいいわけじゃないと気がつきました。野球部が会社の一員になれるように、社員の皆さんと一緒になって活動していきたいと思っています。5年後か10年後か、いつになるかわからないですけど『経営が厳しくなって、社長が代わったところから野球部は再始動して、会社を盛り上げてきたんだよ』と言えるように頑張りたいです」
部員22人中21人が、今春に大学を卒業したばかりのルーキーたち。多くの観客が見守る非日常の舞台で、どれだけ普段通りのプレーができるかが問われる。強豪・ENEOSや東芝がひしめく西関東予選で、都市対抗出場の切符をつかむのが目標だ。16年前の教訓を胸に、日産自動車野球部は新たな一歩を踏み出す。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)
許可した幹部が1番悪いわ
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