日産　英サンダーランド工場の人員削減を発表【250人削減】

経営難に苦しむ日産が、希望退職制度により約250人の従業員削減に踏み切る。

　日産は、英国サンダーランド工場で人員削減を行うことを認めた。

　新型日産リーフをイングランド北東部の同工場で生産するという朗報を発表したにもかかわらず、ブランドがグローバルで掲げる「よりスリムで、より強靭なビジネスへの変革」を支えるため、250の非製造部門のポストを削減する必要があるという。

　同社は収益改善に苦戦しており、ホンダとの合併交渉が不調に終わって以来、生き残りをかけて厳しい決断を迫られている状況だ。今年初め、日産は2万人の人員削減、7工場の閉鎖、そして2026年以降のすべての新型車開発を一時停止する必要があると発表していた。

　新CEOのイヴァン エスピノーサ氏も以前、「中国ブランドとの提携を含め、あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と述べている。