愛情はあるけれど、経済的事情により子どもと向き合い愛情をかけたり伝えたりする時間がないと、子どもが愛情不足感を募らせてしまう。愛に飢えた状態で、お友達の家庭に親の愛情を求めてしまう放置子もいます」
このような子どもは、よそのお宅へ行くと普段満たされない気持ちを発散させるように、愛想よく大人に話しかける一方で、家族の話はしたがらないという。
「30年ほど前、教員時代に担任をしていた放置子は7人兄弟のうちのひとりでした。母親は境界知能(※知能指数が“平均的とされる領域”と“知的障がいとされる領域”の境界に位置している)で、子どもを産んだあとの経済面での見通しが甘く、次から次へ出産していたのです。家庭訪問に伺うと、自宅は片付いておらず、親が洗濯もしていない状況でした。子どもが入浴をしないまま登校する日も少なくありませんでした。
経済的な問題だけではなく、両親共に自営業で仕事に熱中するがゆえに子どもを放置している家庭もありました。忘れものが多いので注意するように伝えても“忘れたら学校に借りればいい”と言い、いっこうに改まらず困った記憶があります。
親自身も放置されて育ったため、“愛情の注ぎ方がわからない”というかたもいました」
このような家庭で育った子どもは、自己肯定感が低い上に、表情が乏しく覇気がない傾向があるという。また、最初に人間関係を築く過程で親への信頼感を育めないことは、その後の人生に暗い影を落とす。
そればかりか、幸せそうな友人の家で無意識に抱く「羨ましい」という嫉妬心や「自分もそこに入れてほしい」という願いが、時として攻撃心に変わることもあるという。親切心から自宅にあげていた放置子が、自分の子どもに暴力を振るうようになったケースもあるのだとか。
(略)
取材を進める中で、「児童相談所に連絡を入れて良い基準がわからない」と話す保護者が複数いたのだ。相談するうえで「基準」はあるのか?
東京都足立児童相談所の所長は「放置子の定義が定かではないため、申し上げづらいところはある」と前置きしたうえで、こう説明した。
「“気になるな”“心配だな”というご家庭があるときには、ご相談ください。虐待の恐れがある場合はもちろんですが、“気になるな”という程度でもお近くの児童相談所や各市区町村に設置された子ども家庭相談の窓口にご連絡をしていただいて大丈夫です。
通報をした方に対する秘匿性も遵守しますので、“毎晩、〇〇公園に○歳くらいの子どもが一人で遊んでいて気になる”のようなお話でもいいです。
できれば、学校名と名前がわかると、その後スムーズに、ご家庭の状況を親御さんや学校に確認できますし、地域とも連携をはかりやすいです」
今後、放置子を減らして行くためにはどのようなことが必要なのか。前出・親野氏は言う。
「経済的な支援も必要ですが、何よりも生活全般の指導を行う機関が必要になってくるのではないでしょうか。たとえば、地域住民の生活をサポートしている民生委員をもっと機能させる。
私が担任をしていた父子家庭で、電気代が未払いで、水道は止められ、給食費を払わないお宅がありました。自宅に伺うと、ポストには督促状だらけなのに、横に停めてある自家用車は高級車で驚きました。必要なところに然るべきお金が行き渡るよう指導や監督が必要です」
放置子問題の解決には、地域住民の“親心”も必要だという。親野氏がこう続ける。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9fca5fb9e65ad5446cc7243fc3f202f8b440e422?page=1
引用元: ・【社会】他人の家に入り浸る「放置子問題」が深刻化 ご飯をねだる、玄関前に待ち伏せも…放置子はなぜ増えているのか
移民党の半在を黙認するイーストコリアンダーの責任
時はまさに世紀末なんやで
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