[ベンガルール 25日 ロイター] – インド南部ベンガルールで飛行機恐怖症のセラピー施設「コクピット・ビスタ」センターを運営する
空軍退役将校のディネシュ・Kさん(55)は、12日に西部アーメダバードで起きたエア・インディア機墜落事故後、急に忙しくなった。
フライトシミュレーターとカウンセリングを組み合わせた料金500ドル(約7万3000円)のセラピーコースを提供する
インド唯一のこの施設は、墜落事故発生前まで毎月10件前後だった問い合わせが一気に100件以上に増えている。
ディネシュさんは「飛行機恐怖症は飛行中の出来事、つまり音や振動などに関係している傾向があり、
エクスポージャー・セラピー(暴露療法)がただ1つの解決策だ」とロイターに語った。
施設はボーイング機とセスナ機のシミュレーターを備え、患者がコクピットの視点で飛行機の離着陸を体験し、
飛行中の全ての振動や音が危険信号を発しているのではないと理解できる。
ディネシュさんがワッツアップ経由で受け取ったメッセージをロイターが見せてもらったところでは、
墜落事故後に「自信を失った」と訴える声や、事故の惨禍に対するショックが大過ぎるといった相談が寄せられていた。
260人が犠牲になったエア・インディアのボーイング787-8「ドリームライナー」が墜落するまでわずか1分足らずの様子を記録した恐ろしい映像は、
ソーシャルメディアやテレビ番組を通じて幅広く共有され、異例なほど多くの人がカウンセリングを申し込む事態につながった、
と航空やメンタルヘルスの専門家は説明した。
一部の旅行者は航空会社や機材(ボーイング機かエアバス機か)をより吟味するようになり、
不安の余り飛行機旅行の計画を取りやめたり、延期したりする向きも出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e11b3e60c01e4579f5aceca6ed2a69dbc0fed2
引用元: ・飛行機に乗るのが怖い… インドで「飛行機恐怖症」患者急増 [123322212]
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