社員と最後の食事会を開いて別れを告げる人もいれば、自殺を考えるほど追い詰められる人も少なくありません。
専門家は、中国経済が直面している問題は単なる景気循環の低迷ではなく、構造的な問題が背景にあると指摘しています。
SNS上では、企業が次々と閉鎖される状況を伝える動画が投稿されています。抖音では「企業倒産」と検索すると、工場の在庫処分セールやオフィスの撤収作業、経営者が涙ながらに失敗を語る映像など、数百件以上の投稿が確認できます。
蘇州市内のある企業では、プリンターやパソコンなどの備品が次々と整理され、社員たちは無言で荷物をまとめていました。
開業からわずか半年で50~60万元(約1,100~1,300万円)の損失を出した店主は、動画の中で声を震わせながら語りました。「今夜が最後の食事会です。
この食事が終われば看板を下ろし、それぞれの家に帰ります。開業資金の100万元以上は全て借金でしたが、今は給料も家賃も払えない状況です」。
倒産の波は飲食業だけでなく、EC、製造、建設業など広範な業種に及んでいます。
揚州市でEC事業を営む周さんは、大紀元の取材に「給与が減ったり失業したりする人が増え、外食する人はほとんどいません。
屋台営業が精一杯で、利益はほぼありません」と話しました。
杭州市で10年以上家具製造業を営んできた朱?瑩(しゅ・しえい)さんは、「工場はすでに閉鎖しました。3か月も注文がなく、商品は倉庫に積み上がっています。それでも家賃の支払いは続いています」と大紀元に語りました。
朱さんは米国向けの輸出も行っていましたが、現在の注文はほぼゼロ。「家具業界では在庫処分か倒産かの二択しかありません」と語ります。
朱さんは、家具業界の不況が建設業界と密接に関連していると分析しています。「不動産価格は2016年と比べて40~50%も下がり、土地でさえ買い手がつかない状況です」。
彼女は子どもを海外へ送り出し、家族全員での移住も検討しています。
特に建設業界への影響は深刻です。蘇州市で20年以上建設資材業を営んできた王さんは、動画の中で涙ながらに訴えました。
「1200万元(約2億6000万円)の借金を抱え、川に飛び込んで命を絶とうとしましたが、娘からの一本の電話で思いとどまりました」。この動画は多くの人々の共感を呼んでいます。
かつて億万長者として知られた蘇州市の東林装飾工程会社の董事長、魯国平(ろ・こくへい)氏も動画に涙ながらに登場しました。
「10年前は年間数千万元の売上を誇っていましたが、今は2,000万元の負債を抱えています。13万元の腕時計を身につけ、50万元の車に乗っていますが、今は一人で逃げるしかありません」。
コメント欄では魯氏の境遇に共感する声が多数見られました。「今年は案件が一つも取れなかった。最後は皆共倒れになるだろう」」「今は企業経営も難しいし、人として生きることも辛い。諦めて生きるしかない。我々は最後の世代だ」といった悲観的な声の一方、「今は耐えるしかない。希望の光が来ると信じて頑張ろう」と励ます声もありました。
昆山市で製造業を経営する岳力(がく・りき)氏は、「民間企業がドミノ倒しのように次々と倒れています。今年後半は多くの企業が乗り切れないでしょう。工場も、飲食店も、建設会社も、この冬を越えられるか分かりません」と悲観的な見方を示しました。
深?市で20年以上外資貿易を手掛ける張さんは、「この業界で20年やってきましたが、今ほど厳しい状況はありません。改革開放初期よりも深刻です。経済の繁栄は終わり、中国人の良い時代はもう過去の話になりました」と嘆きました。
https://www.visiontimesjp.com/?p=49593
https://www.youtube.com/watch?v=Wd81vfggxRo
引用元: ・【借金地獄と倒産連鎖】中国の経営者たちの悲痛な叫び
普通に考えれば中国共産党の力も弱まっているだろう
やられっぱなしで倒れるほど人間は甘くない
比べて日本の経済は天国なのよ。願望や愛国心で語っている訳ではなくこれは事実。悲観論メディアに騙されず物事は正しく見よう。
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