イタリア人はなぜ「ルパン三世」に惹かれるのか?アニメ事情や文化から浮かび上がる親和性
https://natalie.mu/comic/column/626429/page/2
明確なキャラクター設定。ルパン一味と銭形の追いかけっこ。華麗な盗みのテクニック。個性的なゲストキャラ。ときにシリアスで、ときにロマンチックなストーリー展開。ルパンの魅力は数々あるが、特にイタリアでルパンがウケた主な理由とはなんなのだろうか? まずは田原氏の見地から。
「陽気でユーモアたっぷりで、シリアス過ぎないあたりがイタリア人の性格といい相性だったようです。派手でお洒落なスーツを着て、お酒や煙草もさり気なく小道具に使われているあたりも“華やかさ”と受け止められています。女性に甘く、いつも不二子に騙されているルパンの姿も女性から好感を持たれています(笑)。キャラクターの人気は1位がルパン、次いで次元大介のようです」(田原)
また、野村氏はイタリアという国の風土との関係性にも着目する。
「PART1は基本的には日本が主な舞台でしたが、PART2からは世界各地が舞台になりましたよね。僕らが子供の頃はまだインターネットも存在していなかったので、『今週、ルパンはどこへ行くんだろう?』とわくわくしていました。映画『007』シリーズのような観光映画的な側面も楽しかったんです。で、この点はイタリアでも同じ感覚だったと思います。多くの日本人はイタリアに対してヨーロッパの一国という国際的なイメージを抱いているように映りますが、イタリアというのは半島で、その北にはアルプスがそびえている。たしかに地続きではヨーロッパなのかもしれないけど、日本人が思うほど“ヨーロッパの一国”ではなく“イタリア”という限定された土地なんです。島国的な感覚が濃厚な点も、日本人の感覚とかなり近い。英語にコンプレックスを感じるあたりも似ていますし、意外とフランスもイギリスも“ちょっと憧れの国”なんですよ」(野村)
引用元: ・イタリア人はなぜ「ルパン三世」に惹かれるのか? [595582602]
そして某有名配管工兄弟に憧れているやつも同様にない
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