【株主総会】阪神・藤川球児監督に厳しい声「組織を束ねるリーダーとしての資質がない」「年配の参謀役を」

　阪神タイガースを傘下に持つ阪急阪神ホールディングスの株主総会が１７日、大阪市北区で１８７７人が参加して行われた。２１人が質問し、そのうち９人が阪神や甲子園球場に関する質問や要望を経営陣に投げかけた。

　中には藤川球児監督（４４）について「組織を束ねるリーダーとしての資質がないように思う」と印象を語り、「年配の参謀役を置くよう対策を講じるべきだと思う」と意見する株主もいた。

　これには阪神電鉄の上戸健司常務取締役が「長いペナントレースは調子の波が必ずある。先週６連敗ということでチーム状況は決して良くはないが、フロントは信頼して任せている」などバックアップの姿勢を説明していた。

　昨年のペナントレース中に岡田前監督退任の報道が出たことも問われ、上戸常務取締役は「大半が臆測による場合が多い。情報漏えいには細心の注意を払っている」と答えていた。

　甲子園球場については、ドーム化、内野の天然芝化、右翼席増設により右翼フィールドを狭くできないかなどが問われ、いずれも予定がないことが説明された。