夏がきた。怖い映画を見たくなる季節。「長澤まさみの『ドールハウス』は面白いよ」と映画仲間から教えられた。新感覚のドールミステリーという。さっそく試写を見た。
5歳の娘・芽衣を事故で亡くした佳恵(長澤)と看護師の夫・忠彦(瀬戸康史)。ショックから立ち直れない佳恵は、骨董市で芽衣に似た人形を見つけ、我が子のようにかわいがって元気を取り戻していく。
佳恵はまもなく妊娠。新たな娘の真衣が生まれると、夫婦は人形に見向きもしなくなる。やがて5歳に成長した真衣が人形と遊びはじめると、一家に奇妙な出来事が起きることに。人形を手放そうとしても佳恵のもとに戻ってきてしまうのだ。
そのため専門家の助けを借りて、人形にまつわる秘密を解き明かしていく。佳恵夫婦を待ち受けていた衝撃の真実とは……。
はっきり言ってこの映画は怖い。人形が人を追い詰める映画といえば「チャイルド・プレイ」(1988年、米国)が有名だが、この「ドールハウス」にはオモチャが刃物で襲ってくるような幼稚な演出はない。じわりじわりと心理戦で観客の気持ちを揺さぶり続ける。
そもそも女児を失った母親が、身代わりの人形を手に入れて急に笑顔を取り戻す展開が悲しい。その悲しさが気味の悪さを増幅させる。
しかも人形の造形が不気味だ。顔は無表情。古びた木箱に入り、卒塔婆のような紙に魔除け文字が書かれている。大昔のいわくつきの人形だ。得体の知れない何者かがスクリーンの手前や奥を素早く行き交う上に、佳恵に暴力的な妄想まで植えつける。人形を捨てようとしても戻ってくる。
げにも恐ろしき怨念かなと見つめていたら、中盤から呪禁師(田中哲司)が登場。物語は第2幕に突入し、さらに二転三転して謎を解いていく。観客の予想を裏切りながら見せ場を連発する快作は上映時間1時間50分。次から次へと物語が展開するため、息をつく暇もない。恐怖の波状攻撃だ。
続きはソースで
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/373224/2
引用元: ・【ホラー】長澤まさみ主演「ドールハウス」公開 古びた人形が仕掛ける恐怖の心理戦 [ネギうどん★]
やっと、代表作になる作品が来たか?
人形をCTスキャンする事になってスキャンしてみると…とか
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