「女性蔑視の視線はまだやわらいでいない」……妊娠、出産を扱う新作『世界９９』が早くも７万５０００部に達した村田沙耶香さんは語る

2025/06/16 15:30

漂うものを書く＜中＞…女性作家インタビュー

　妊娠や出産が愛玩動物に代替可能となった世界で人々はどう生きるのか。村田沙耶香さん（４５）の新刊『世界９９』（集英社）が描く痛烈な物語は若い世代を中心に読まれ、発売から３か月で４刷７万５０００部を数える。「女性たちが向けられてきた視線を明確に言語にしてみたかった」と語る。

　「自分の場合は小説でメッセージを届けたい、訴えたいというよりは、言葉で実験したいという思いが強い。コントロールできない『執着』で書いた」

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https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/interviews/20250609-OYT1T50033/
（略）

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