2025年6月12日
戦時下での美しい兄妹愛を描き、涙なしには観られないスタジオジブリの名作『火垂るの墓』。しかしその主人公、清太について「実はクズなのでは?」という疑問の声もあがっています。
神戸大空襲により、通っていた学校や学徒動員先の神戸製鉄所が全焼し、家も焼き出されてしまった清太。さらに母を失くし、4歳の幼い妹・節子とともに西宮の遠い親戚のもとに身を寄せることになりました。
妹思いで、節子にできるだけつらい思いをさせないようにと奮闘しますが、プライドが高いせいで疎開先のおばさんとうまく折り合いをつけられず、家を飛び出してしまいます。
■清太がクズと言われるのはなぜ?
清太の母は心臓が弱く、神戸大空襲の際に命を落としてしまいました。父は海軍大尉で、清太たち一家は戦火が激しくなる前は裕福な生活をしていたことが描写されています。
そんな環境で育った清太は、疎開先の西宮の親戚のもとでも働かずに毎日節子と遊んだりして過ごしていました。戦時中の大変な時期に子どもを2人も引き取っただけでも大変なのに、そんな清太におばさんが腹を立てても無理もないことです。
その後、おばさんとの折り合いがつかず、節子とともに家を出る決意をした清太。それでも彼は働かずに貯金を切り崩して生活していましたが、この決断が節子が命を落とした原因と言っても過言ではありません。
そういった経緯から、「清太はクズ」という意見が出ているのでしょう。
■清太が働かない理由は?
清太が働かない最も大きな理由は「節子と一緒にいたいから」です。
監督である高畑勲は、清太のこの行動について「社会生活ぬきの家庭を築きたかった。周りの大人たちは冷たかったかもしれない。しかし、清太の方も、積極的に人とのつながりを求めるどころか、次々とその機会を捨てていく」と語っています。
もう1つの理由と考えられるのは、清太のもとの家庭環境です。前述の通り彼の家はかなり裕福で、「生活のために働く」という選択肢は清太の頭にはなかったのかもしれません。
■清太が亡くなった場所・死因は?
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引用元: ・【アニメ】『火垂るの墓』清太は働かないからクズ?死因やカメラ目線の理由を徹底考察 [muffin★]
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