三重県庁 女性トイレに生理用ナプキン試験的に配置へ

06月13日　18時20分

三重県議会の議員がＳＮＳに投稿したことをきっかけに、公共施設の女性トイレに生理用のナプキンを配置するかどうかの是非をめぐり議論が活発化したことを背景に、三重県の一見知事は、県庁本庁舎のすべての女性トイレにナプキンを試験的に配置する取り組みを始める考えを示しました。

ことし３月、三重県議会の吉田紋華議員が、みずからのＳＮＳで、「市役所のトイレに生理用のナプキンを設置してほしい」と投稿したところ、公共施設の女性トイレにナプキンを配置するかどうかの是非をめぐり、議論が活発に行われました。

こうした状況を背景に三重県の一見知事は、県庁本庁舎のすべての女性トイレにナプキンを試験的に配置する取り組みを始める考えを示しました。

この取り組みを通じて、女性が急に生理用品が必要になった場合に無償で使ってもらうほか、女性の生理の問題について社会全体で考えるきっかけにしてほしいとしています。

一見知事は１３日の会見で「具体的な日程はまだ決まっていないが、準備が整いしだい配置したい」と話していました。