部屋が手狭になってきたので、なんの気なしに賃貸サイトを眺めていました。そして気づく。家賃、めちゃくちゃ高くなってない?
調べてみると、東京23区の平均家賃が7カ月連続で過去最高を更新したというニュースを発見。現在の家に越してきてから4年半くらい経っているので、その当時の感覚のままだと驚いてしまいます。
ほかのニュースも探してみたところ、どうやら「家賃」は消費者物価指数のなかでも岩盤と呼ばれるほど変動が少ないものだったようで、それが昨今大きく変化しているのだそう。
私が幼少期を過ごした文京区本郷、東京大学周辺のワンルームマンション(20平方メートル程度)の相場は14万円前後だとか。た、高い! 大学生が親の仕送りで住める金額とは思えません。
家賃高騰の理由は非常に複雑だそうで、新築なら資材費、中古でも共用部分の光熱費の上昇などが家賃に反映されつつあるのだとか。
家族向けの賃貸部屋は、そもそも分譲価格高騰の影響をもろに受けているようです。つまり、一朝一夕で解決する話ではないということだ。
今日の今日まで、おそらく私は一生賃貸で暮らしていくのだろうと考えていました。しかし、このまま物価と共に家賃もグングン上昇すると、そうは言っていられません。稼ぎは物価と同じようには上昇してくれないんだもの。
一方、20年前にえいやっと分譲マンションの一室を購入した独身の友人は繰り上げ返済をしまくって、すでにローンを払い終えています。ここからは維持費のみ。それだってになりませんけど、肩の荷は私よりずっと軽い。
私には子どもがいないので、資産を残す必要がない。よって、自分ひとりが暮らしていける分だけあればいい。そう考えてきました。
物価上昇率のことも当然頭にはあったけれど、近頃のお米の値段やどんどん小さくなるお菓子などを見ていると、こりゃ悠長なことも言っていられなさそう。
高齢者は賃貸マンションの契約が難しいのは父親でよく理解しています。おそらく、60歳を過ぎたあたりから困難が始まるでしょう。あと8年後ではないか。近未来!
手狭だなんだとのんびりしたことを言っている場合ではない。どんどん値上がりする東京で、私が家を買う日は来るのでしょうか。いやーどうしよう。考えたこともなかった事態です。
じぇーん・すー◆1973年、東京生まれ。日本人。コラムニスト、ラジオパーソナリティー。著書多数。最新刊は『へこたれてなんかいられない』(中央公論新社)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b594e85efd57aece3c03c0badafc5bc7ec7c69e2
引用元: ・【家賃高騰】文京区本郷、東京大学周辺のワンルームマンション(20平方メートル)の相場は14万円前後・・・東京23区の平均家賃が7カ月連続で過去最高を更新
日本人向けじゃないけど。
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