将来の高齢期の暮らしの安定につながるのか。
「この年金では、病気になったら暮らしていけない」
埼玉県内の市営住宅で1人暮らしをする女性(82)の年金受給額は月約12万円。家賃を差し引くため、数万円で1カ月を乗り切らなければならない。
節約のために、エアコンは使わない。冬はできる限り着込み、湯たんぽを抱いて寝る。ベランダには、ネギやニラ、ブロッコリーなどの「菜園」があり、ここから調達する。
60歳まで約35年間、専門誌を扱う出版社などで編集の仕事に就き、ほぼ正社員として厚生年金に加入していた。
女性が受け取る年金は、基礎年金に加え、現役時代に支払った保険料の額に応じた報酬比例部分が上乗せされる。
ただ、定年退職時でも手取りは月20万円に満たなかった。厚生年金額は賃金水準に連動するため、受け取る年金額は男性平均(65歳)の14・9万円を約3万円下回る。
「長く働いても、男性の給料を超えたことがなかった。高度成長の波に自分は乗れなかったのが、年金額に響いている」
3人の娘を育てたシングルマザーでもある。親子でとにかく節約して暮らしてきた。
自転車を持たない娘は、自転車で走る友達の後を走って追いかけた。小学校在学中でもランドセルを妹に譲るため、姉に手提げで登校してもらった時期もある。
中学の制服も知人からもらった。お年玉は全て学資保険に入れた。
編集の仕事と掛け持ちで、ダブルワークをした時期もある。定時に退勤後、自宅で夕飯を用意して娘たちに食べさせた後、午後8時ごろ、病院でカルテに検査結果を貼り付ける作業にあたった。
収入の足しにはなったが小学生だった娘に、チック症(意思に関わらず体が動いたり声が出たりする症状)が出た。「ストレスをかけてしまった」。懸命に働き、暮らした。そんな女性の、今の生活の支えは年金だ。
引用元: ・【35年間正社員だった82歳、年金月12万円】「この年金では、病気になったら暮らしていけない」・・・家賃を差し引くため、数万円で1カ月を乗り切らなければならない
俺は老後、都内山の方なら500万位で買えるからと
貯めてたけど
親の資産が入って普通に家買えたわ
歳とってから買うと下手すりゃメンテ不要で逝けるかな
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