2024年に診療報酬が改定され、特に感染症診断などの汎用検査の点数が引き下げられたことなどから、医療機関の経営が困難となっている実情を指摘した。
また、医療現場で働く関係者の声にも触れ、激務であるにもかかわらず十分な給与が支払われず、離職者が増えていることなどから、「このままでは医療崩壊してしまう」と強い危機感を示した。
光熱費・材料費などを、診療報酬改定で補填できていないと回答した医療機関は、95.4%(626件)、人件費が診療報酬改定で補填できていないとした医療機関が92.9%(626件)にものぼる。
その理由について、保団連の山崎利彦さん(社保・審査対策部理事)は、以下のように話した。
「物価高で光熱費や材料費(医療材料費・給食材料費)はあがっています。また、人件費も上げなければなりません。医療現場の過酷さと給料水準が上がらないことから、他業種に流れてしまう医療従事者が増えているためです」
また、会見に臨んだ健生病院(青森県弘前市)の泉谷雅人さん(法人常務理事病院事務局長)は、材料費や医療DXにかかる費用について次のように話した。
「材料費や、電子カルテに必要な機材などの医療DXに関連する費用については、控除対象外消費税の問題もあります。
購入費用の原資は保険診療なのですが、保険診療は非課税なので患者さんから消費税はいただきません。しかし、医療DXのための機械の購入には消費税がかかります。
つまり、材料費などだけでなく、消費税も病院が手出しすることになるのです。このような控除対象外消費税も、年間3億円を超える額になります」
吉中さんは続ける。
「2024年分の賃上げを実施した医療機関は84%(566件)にのぼります。経営が苦しい中でも、医療機関が持ち出しで賃上げをしています。
しかし、医療機関の自助努力ではもはや難しい状況に来ています。診療報酬の大幅な引き上げが必要です」
「今後また大規模な感染症が起こった場合、このままだと対応出来ません」
また、会見資料では、現場の医療従事者の悲痛な声も多数あげられている。
「もう限界。低賃金での重労働。奨学金借りて大学行って国家資格取ったが後悔している」
「看護師達は人の命を守る仕事をしているのに、この賃金でよいのかと思う。患者の命の重さが低賃金で良いのか。
入職して5年以内の子達がこの職場に未来がないと退職していく。希望や夢をもって入職してきた子達がすぐにやめていくのは切ないです」
「コロナ禍では患者を救うために自ら感染リスクを負いながら対応してきました。初期の頃は、『子どもを保育園に連れてくるな』と登園拒否など差別も受けながら頑張ってきました。それなのに、『金を出しすぎた』と社会保障の削減で全国の病院がつぶれそうになっています。コロナ禍でもてはやされ、用済みとなれば捨てられる感覚です」

引用元: ・【現場の医療従事者の悲痛な声が多数】 「もう限界、低賃金での重労働、奨学金借りて大学行って国家資格取ったが後悔している」 「看護師達は人の命を守る仕事をしているのに、この低賃金で良いのか」
ようやるわ皆保険廃止しろ
利権を許すな
他の仕事もみんな大変なんだよ
アホ
他の仕事じゃこうもいかない
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