母親の到着後、場所を学園長室に移動し、男性教師5人と母親がいる中で、事実確認がされた上で、生徒Aは「卑怯者です」と言わされた。
これについて、同校では日頃から「カンニングは卑怯者の行為」と生徒に指導しており、今後学校生活を送るうえで、教師や友人らから「卑怯者」と思われながら生活を送っていかなければならないという恐怖心を感じたことは明らかだと遺族側は指摘。
生徒Aは遺書にも「死ぬという恐怖より、このまま周りから卑怯者と思われながら生きていく方が怖くなってきました」と記していた。
さらに、学校側は生徒Aに対して、①全科目0点、②家庭謹慎8日(この間、友人らとの連絡の禁止)、③写経80巻(1巻278文字。筆ペンは使用不可。必ず墨で書く)、④反省文作成(400文字×2枚。毎日書く)、⑤反省日誌作成、⑥生徒手帳の中にある「心得」を書写(19ページ分)、⑦大学への学校推薦を行わない、という処分を下した。
生徒Aと母親は、理事長室で泣きながら謝罪をしたという。
裁判で原告側に立って意見書を提出している、日本体育大学の南部さおり教授(スポーツ危機管理学、医学博士)は、集会でも講演を行い、「写経80巻だけでも過大な処分」と指摘した。
「字画の多い漢字をひたすら書き写すという作業ですが、慣れていない人であれば、1巻で1時間から1時間半ほどかかります。墨で書くために、潰れないようにしなければなりませんし、(白い部分に)炭を落とせば、枚数にカウントされず、書き直しになります。
80巻分を謹慎8日で割ると、単純計算で1日につき10巻書かなければならない。仮に午前8時から始めて、昼休憩を1時間取ったとして、ずっと座りっぱなし、書きっぱなしでようやく夜の7時ごろに終わるような作業で、かなり過大と言えるでしょう。医学的にも見ても長時間の座位は健康にも悪く、健康被害が出てもおかしくはありません」
こうした写経に加え、生徒Aには400字詰め原稿用紙2枚分の反省文を毎日書くことなど、他の処分も課されていた。
反省文では、「今回の行動について、どんな行動をしたのか。また、どのような点が良くなかったのか。なぜそんな行動をとってしまったのか。本来どのような考え方や行動をするべきか。今回の指導によってどのような自分に成長していくべきか、そのためにはどのようなことに気を付けて生活すべきか」を書くことになっていた。
ちなみに、書写するよう求められていた生徒手帳の「生徒心得」では、生徒の“髪型”が厳しく定められている。「清風カット」と呼ばれるこの髪型をめぐっては、在校生有志が2022年に、弁護士会に人権救済申立てを行ったことでも知られている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/715eee8fbf4f32b844da1a4840c97446dbff883e
引用元: ・【大阪】カンニングで「謹慎処分」有名進学校2年生が自死 「写経80巻」課題と「卑怯者」のレッテル…教師による「懲戒」は本当に必要か
成績を0にして留年確定にすりゃ良いだけ
補講や救済も不要
いや、退学はいつでも選べただろ
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