石破首相 グアテマラ大統領と会談 関係を格上げ 連携強化へ

2025年6月10日 21時02分

石破総理大臣は日本を訪れている中米・グアテマラのアレバロ大統領と会談し、両国の関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げするとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて連携を強化していくことで一致しました。

会談は10日夜、総理大臣官邸で行われ、冒頭、石破総理大臣は「アジアの情勢は極めて緊迫しており、わが国は、自由、民主主義、法の支配などの価値や原則を共有する国との連携を極めて重視している」と述べました。

そして両首脳は、両国の関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げするとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現や、東アジアを含む地域情勢などをめぐって連携を強化していくことで一致しました。

また、日本企業による投資や、アメリカなどからグアテマラに戻った移民への支援など幅広い分野で関係を発展させていくことを確認しました。

そして両首脳は、こうした内容を盛り込んだ共同声明に署名しました。

石破総理大臣は共同記者発表で「国際社会が歴史の転換期に直面する今、グアテマラのような同志国との連携がかつてなく重要だ。国際社会でいっそう緊密に協力していく考えだ」と述べました。