
防衛省は、中国海軍の空母などが太平洋を航行し、小笠原諸島の南鳥島周辺の日本のEEZ=排他的経済水域に入ったのを初めて確認したと8日発表しました。南鳥島は日本の最も東にある離島で、防衛省は中国が遠方での作戦遂行能力の向上を図っているとみて、警戒と監視を続けています。
防衛省によりますと7日、中国海軍の空母「遼寧」やミサイル駆逐艦など合わせて4隻の艦艇が、小笠原諸島の南鳥島の南西およそ300キロの日本のEEZ内を航行しているのを海上自衛隊が確認しました。
8日には、EEZの外側の公海上で「遼寧」に搭載されている戦闘機やヘリコプターの発着も行われたということです。
中国は小笠原諸島からグアムなどに至るいわゆる「第2列島線」を有事が起きた際の防衛ラインの1つと位置づけ、アメリカ軍の接近を阻止する戦略をとっているとされています。
今回、空母が活動している海域は「第2列島線」の周辺にあたり、防衛省は中国が空母の運用能力や遠方での作戦遂行能力の向上を図っているとみて、警戒と監視を続けています。
NHK 2025年6月8日 23時01分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250608/k10014829481000.html
引用元: ・【遼寧】中国空母が南鳥島周辺のEEZ内に 初確認 防衛省 警戒監視続ける [6/9] [右大臣・大ちゃん之弼★]
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