「日テレ」の放送なのに裏番組に負けた「長嶋茂雄さん」追悼特番 ファンが最も不満に感じたポイントとは?
6月3日午前6時39分、「ミスタープロ野球」「ミスタージャイアンツ」こと長嶋茂雄さんが亡くなられた。その日の夜7時から「緊急特番 ありがとう長嶋茂雄さん ミスタープロ野球 永遠に…」を放送したのは、もちろん日本テレビだった。
長嶋さんの訃報を他局に先駆けて伝えたのも日テレだった。午前8時44分、同局の情報番組「ZIP!」で水卜麻美アナが読み上げた。
「ここで訃報が入ってきました。長嶋茂雄さんが亡くなったということです。89歳でした。今日、肺炎のため亡くなったということです」
日テレ関係者が言う。
「日テレは読売巨人軍と同じ読売新聞グループの傘下で、巨人の主催試合の放映権を持っているため、長嶋さんの過去の映像素材の量は他局の比ではありません。当然、うちがやらねば誰がやるという気持ちだったのでしょう。早速、日テレの編成は、この日に放送予定だった『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(中京テレビ制作)と『踊る! さんま御殿!!』を差し替えて2時間の緊急特番の生放送を決定したのです」
緊急特番のゲストには、長嶋さんとゆかりのある徳光和夫アナ(84)、元巨人の中畑清氏(71)、斎藤雅樹氏(60)、宮本和知氏(61)、元木大介氏(53)を迎え、司会は監督時代に親交があった平川健太郎アナと徳島えりかアナが務めた。番組冒頭、「今夜は日本テレビに眠る秘蔵映像とともに長嶋さんが歩んだ栄光の89年の歴史を振り返ります」とも伝えられた。
民放3位の視聴率
「日本中の誰からも好かれた、あの長嶋さんの追悼番組です。編成は視聴率20%超を信じて疑わなかったと思います。ところが、結果は7・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)と二桁にすら届きませんでした」
ちなみに、裏番組はどうだったかというと、テレビ朝日の2時間特番「孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見」が9・9%、TBSの「バナナサンドSP」が7・8%、フジテレビの「今夜はナゾトレ世界が感動! 歌舞伎座を学べる」が4・9%で、日テレは民放3位という結果に。
「『オモウマい店』と『さんま御殿』の平均視聴率は10%前後ですから、正直言って番組を差し替えないほうが良かった。長嶋さんと並ぶ昭和の大スター、石原裕次郎(1934~1987)や美空ひばり(1937~1989)が亡くなったときは、各局が並びで特番合戦だったのですが……」
裕次郎もひばりも昭和と共に去ったといわれるが、今は令和である。時代が変わったため視聴率も上がらなかったのだろうか。
「そうとも言い切れません。2020(令和2)年3月に志村けんさんが急逝された時は『天才! 志村どうぶつ園』(日テレ)が20%超えの空前の高視聴率となりました」
なぜ長嶋さんの追悼特番は数字が取れなかったのだろう。
現役時代が少ない
「亡くなったのが朝6時39分で日テレが速報したのが8時44分ですから、朝刊にも間に合わない。昼過ぎくらいに知った会社員もいたでしょう。それでその日の夜7時に追悼特番と言われても、見たくても見られなかった人がいたかもしれません。そんなに急いで特番を放送する必要があったのかどうか……」
夕刊のラテ欄に「緊急特番」の情報が間に合わなかった新聞もあったほどだ。
「長嶋さんの巨人入団が1958年ですから、当時を知っているのは70代以上。現役を引退したのが1974年ですから、半世紀以上も前になります。ライバルといわれた村山実さん(1936~1998)や野村克也さん(1935~2020)らは鬼籍に入り、同時代に活躍した広岡達朗さん(93)や権藤博さん(86)もスタジオにはいませんでした。
ゲストの中畑さんらは長嶋さんの監督時代の弟子世代ですから、徳光さんを除き現役時代を語れる人がスタジオにいなかったのです
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引用元: ・【野球】『長嶋茂雄さん追悼特番』視聴率7・4% 日テレの放送なのに裏番組に負けた ファンが最も不満に感じたポイントとは? [冬月記者★]
アラフィフの俺でも監督時代しかしらない
若いやつは一茂の親父って認識らしいからな
その後の世代にとってはセコムのCMやってたちょっと面白くて変わった采配する監督ってイメージしかないし
一番のライバルだった野村は先に鬼籍に入っている
そりゃそうなる
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