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TBSテレビ 2025年6月4日(水) 15:19
おととし(2023年)、埼玉県蕨市の郵便局で人質を取って立てこもり、警察官に向けて拳銃を発砲して殺害しようとした罪などに問われている88歳の男に対し、さいたま地裁は先ほど、懲役24年の実刑判決を言い渡しました。
無職の鈴木常雄被告(88)は、おととし10月、自宅アパートの部屋にガソリンを撒いて火をつけた後、戸田市の病院で診察室に向けて拳銃を発砲し、男性医師(当時49)と男性患者(当時62)の頭にけがをさせて、殺害しようとしたなどの罪に問われています。
また、その後、蕨市の郵便局で女性局員2人を人質に立てこもり、駆けつけた警察官2人に向けて拳銃を発砲して殺害しようとしたなどの罪にも問われています。
さいたま地裁は先ほど、鈴木被告に対し、懲役24年の実刑判決を言い渡しました。
鈴木被告は、これまでの裁判で殺意について「そんな気持ちは一切ありません」と話し、殺人未遂の罪について否認していました。
検察側は「弾道などから狙って発砲したと言える」と鈴木被告に殺意があったと主張したうえで、「拳銃を使用した悪質な事件で、一連の事件では多くの人命が失われる危険があった」として、懲役25年を求刑。
一方の弁護側は「拳銃を撃ったら殺意があるのか」などと主張し、懲役9年が妥当だとしていました。
鈴木被告は最終意見陳述で、検察に対し、「この歳での懲役25年はびっくりしませんか。僕生きていられないでしょう」と話した後に、「いろいろな人に迷惑をかけた。反省しています」と述べていました。
引用元: ・埼玉・蕨市の郵便局立てこもり拳銃発砲事件 88歳の男に懲役24年の実刑判決 さいたま地裁 [少考さん★]
死者はいない
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