茶筅(ちゃせん)で優しく泡を立て、香りを楽しむ抹茶。静岡市にある会社「ヘリヤ商会」は明治時代から世界各国に日本茶を届けています。
ヘリヤ商会 谷本宏太郎社長
「手摘みのかぶせ茶『やぶきた』です。これが10キロ。シカゴのスピリットティー(卸売業者)に行きます」
日本茶の輸出額はここ10年で、右肩上がり。去年は360億円を突破し、過去最高を更新しました。中でもアメリカはその半分近くを占める重要なお得意先です。
この会社はアメリカに年間100キロ以上輸出していますが、トランプ関税の影響は?
「日本は優遇されている。(関税が)追い風になる可能性はある」
当初、トランプ大統領は世界有数のお茶の生産国である中国やインド、スリランカに対し、日本よりも高い関税を設定(4月3日時点)。チャンス到来かと思いきや、手放しには喜べない深刻な事情があります。
「抹茶が大ブームになって。つい最近は『抹茶クライシス(危機)』と呼ばれるように」
世界中で高まる日本の抹茶ブーム。ライバル国より課された税率が低いため、トランプ関税が追い風になる可能性すらありますが業者は悲鳴を上げています。
「関税があろうがなかろうが、今輸出する抹茶がない。追い風があっても受けられない。みんな入手困難な状況になっています」
紅茶の本場、イギリス・ロンドンでも多くの店で抹茶を使った商品が売られていて、街ゆく人の手にも抹茶があります。
イギリス最大のコーヒー商談会のブースで一番人気なのは、コーヒーではなく抹茶のドリンクです。
お茶の買い付けを行う会社では最近、抹茶の売り上げが紅茶を超えたといいます。
ティーバイヤー ジョシュ・モルディカイさん(38)
「目にも鮮やかな緑色の抹茶ラテは非常に魅力的です。抹茶の売り上げは、前の年と比べて200%増えました」
世界中で日本の抹茶の争奪戦が激化していて、イギリスでも抹茶の確保が難しい状況だといいます。そのため、こんな熱烈ラブコールも届いています。
アイルランドで抹茶を販売する人
「日本は今後5年~10年の間に生産量を10倍に増やす必要があると思います。2倍ではなく10倍です」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/900026271.html
https://www.youtube.com/watch?v=J1iPVXbtB1Q
引用元: ・【生産が追いつかない抹茶クライシス、世界中で一大ブームで品薄に】業者悲鳴 「今輸出するものがない」・・・アイルランドで抹茶を販売する人「日本は今後5年~10年の間に生産量を10倍に増やす必要がある」
お茶は中国文化だぞw
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