転売ヤーの大誤算…「ちいかわ」のハッピーセット転売は利益が出ないと言えるワケ

人気キャラである「ちいかわ」のハッピーセットがフリマアプリで転売される問題が起きています。転売に関しては、度々ニュースになったり炎上したりしているのですが、今回のハッピーセットについてくるちいかわのおもちゃに関しては、これまでにない問題も発生しています。またフリマアプリのメルカリに出品されているハッピーセットのおもちゃをみると、実は儲からないのでは？ と思う部分も。まずは転売がなぜ問題になるのか、改めて考えていきましょう。

買い占めによって、本当に欲しい人が買えなくなることが大問題

ハッピーセットもそうですが、人気商品や数量限定で販売される商品は、買い占めが起きることがあります。1人の人が購入できる数を制限したとしても、何度も買いに行ったり、複数の人が買ったりすることもできてしまいます。そうすると、その商品や採用されているキャラクターのファンで、心から欲しいと思っている人が買えなくなってしまう場合もあるのです。

今回のハッピーセットも、売り切れになってしまい、ちいかわが大好きなお子さんがハッピーセットを買えなくなってしまった事例もあります。商品を買う目的が、あくまでファンとして応援したいコレクトしたいということではなく、転売して儲けたいとなってしまうと、そこには純粋さがないといいますか、自分さえ良ければいいという悪意のようなものもあるのかもしれません。それが許せないと感じる人は、思いの外多いのではないでしょうか。

ハンバーガーを食べずに捨てる食品破棄の問題
さらにハッピーセットの転売には、食品を破棄するという問題も加わりました。もともとおもちゃが目当てだったので、ハッピーセットをたくさん買ってもハンバーガーなどを食べ切ることができなかったのでしょう。あるいは最初から食べる気がなくて、お店に食品を置いていくなどの行為に及んだのかもしれません。

なんとなく、アイドルの投票のためにCDを大量に買い、投票をしたらCDを捨てる、あるいはライブチケットを取るためにCDを買い、チケットが取れたら捨てるという行為に似ています。

そのような手法でCDを販売すことに何かしらの問題はあるとの声も出ていましたが、ビジネスとしては仕方ない部分もあるのでしょう。

ハッピーセットの場合も、おもちゃをつけるのはマクドナルドなりの戦略になってくるわけですから、この方法にあれこれ言ってもはじまりません。実際にハッピーセットを楽しみにしている人もいるわけですし……。

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