【東京都議選・自民党都連選対本部開所式】都連会長「残念ながら今、わが党には厳しい風も吹いている」、現職都議「獲得議席が過去最低の23にとどまった前々回の都議選よりも戦況は厳しい」

1: 影のたけし軍団 ★ 2025/05/28(水) 09:44:39.25 ID:??? TID:gundan

東京都議選の投開票日（6月22日）まで1カ月を切った今月23日、自民党は東京・永田町の党本部で、都連選対本部の開所式を開いた。初めて都議選に挑む新人や現職都議ら立候補予定者らが集まったが、そこには都議会自民の幹事長経験者6人（現職5人、元職1人）の姿はなかった。昨年12月、派閥パーティー収入不記載事件と同じ構図が現職都議16人にも発覚し、自民は内部調査も踏まえ6人の公認を見送った。それも一因となり、前回、前々回と42選挙区に60人を擁立してきた公認候補は今回、42人にとどまる見通しだ。

開所式であいさつに立った都連会長の井上信治元万博相は「残念ながら今、わが党には厳しい風も吹いている」と述べ、不記載事件で関係者が刑事処分を受けた後も、逆風が続く現状に対する認識を示した。

一部の現職都議の間には、獲得議席が過去最低の23にとどまった前々回の都議選よりも戦況は厳しいとの声もある。

■系列区議の姿なし

幹事長経験者ゆえ公認されなかった現職の一人は22日、選挙区内の公共施設で決起集会を開いた。長年の支持者らが会場を埋めたが、ある異変があった。系列の区議が来場しなかったのだ。

当の現職も決意表明で「全く予期せぬことが起こっている。仲間の区議が誰一人来ていない。これが現実だ」と述べ、戸惑いを隠さなかった。

関係者によると、系列区議は5人いるが、いずれも公認見送りを受け、集会への出席を見合わせたとみられている。

自民都連が非公認の6人に対する支援禁止を指示したわけではなく、他の5人の幹事長経験者の中には、公然と系列区議の応援を受ける現職もいるなど、6人の境遇はそれぞれ異なる。

非公認としての共通点は、党の公認料を受領できない、党の街宣車を活用できないといった制約があることだ。

6人中3人は同じ選挙区で自民公認候補とも議席を争うことになるが「自民支持者の票は、公認候補に集まるのではないか」（立憲民主党都連幹部）との見方がある。

他方で6人は自民党籍は残しており、当選すれば自民会派で活動するのは既定路線となっている。自民にとっては6人の当落も含め、選挙後も第一党を維持できるかが重要課題となる。