欧州連合(EU)が、自動車の炭素繊維を規制対象にする方針を撤回する検討に入ったことが日経クロステックの取材で2025年5月22日までにわかった。
国内外の反発が大きく、公表からわずか4カ月で見直しに動く。2025年末から2026年初頭に最終的に決まる見込みで、
自動車での炭素繊維の使用が事実上禁じられる最悪の事態は回避されそうだ。ただ炭素繊維が規制の俎上(そじょう)に上った影響は大きく、
自動車への採用機運はしぼみかねない。
欧州議会議員で規制案の作成に関わったPaulius Saudargas氏が日経クロステックに対し、
2025年1月末に欧州議会が発表した重金属などの危険物質と炭素繊維を同列に置く案を修正する考えを示した。
欧州議会が1月末に公表したのは「ELV(End-of-Life Vehicles)管理規則案(以下、廃車規制案)」の修正案だ。
車両や部品に含まれる有害物質の利用を最小限に抑えることを求める項目に、水銀やカドミウムなど有害重金属に並べる形で炭素繊維を追記した。
2023年7月公表の原案には記載のなかった炭素繊維が突然追加され、業界は騒然となる。
経済産業省の担当者は「寝耳に水だ。炭素繊維が有害だと判明してから規制対象にするべきだ」と拙速な判断だと非難した。
日本の炭素繊維の世界シェアは5割を超えており、インパクトが大きい。
Saudargas氏は日経クロステックに対し「炭素繊維は重金属でも危険物質でもなく、
炭素繊維の記載位置として最適ではない」と回答し、規制案の修正に動いていると明かした。
引用元: ・EU「炭素繊維を車に使うのは禁止!」→撤回へ [123322212]
結局自分の首が締まってやんの
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