笠井信輔 がんステージ4診断で死を覚悟 書面で知り「書面かよって感じ。ところが先生方は…」
フリーアナウンサーの笠井信輔(62)が12日、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜前9・00)に出演。がんと診断を受けた当時を振り返った。
56歳でフジテレビを退社し、フリーアナに転身。それからわずか2カ月後に血液のがん・悪性リンパ腫のステージ4と診断され、闘病生活を送った。
「ステージ4って聞いて、“これはもうだめだな”って死を覚悟した」と笠井。「けど、“今の令和医療では、ステージ4は手遅れという診断ではありませんと。抗がん剤が合えば乗り越えられるから頑張りましょう”って言ってくださった」という。
「ここで昭和患者が1番勘違いするのが、ステージ4と末期がんを混同すること。ステージ4はある意味ランキング。その先に末期がん領域がある。その末期がん領域も、近年狭まっていて。なのでステージ4でも帰ってくる。私がこうやって元気にしているのは、末期がんではなかったから。ステージ4で諦めちゃいけない」と熱弁した。
また、笠井によれば、がんの専門医は「告知に非常に気を付けている」とのこと。
「私もがん告知は、主治医じゃない先生から書面でいただいた。私が主治医がいる日に行けなかったから。書面で来て、書面かよっていう感じだった。それをSNSに上げたら、昭和患者のたくさんの方から“私もあっさり告知でした。なんで家族も呼ばずに言うのか”って不満が。
我々昭和患者は、告知を儀式にしてもらいたいんです。家族を呼んで別室でとか。ところが先生方は、“今は帰ってこられる時代なので。ステージ1、2の人に、がんです…ってやると、失望しちゃう。だから末期がんの厳しい人には大丈夫ですよって言わないようにして。他の人たちには重々しく言わないようにしてる”と」と説明。
「知り合いのがんの外科部長の友達は、患者さんの性格を見極めていると。この人は大げさに言ったほうがいいのかなとか。その人の性格を見極めて話すようにしてるって言ってました。昭和患者の場合、夕方以降の告知は絶対にしないって言ってました。余計なことばかり考えちゃうって。だから明るいうちにやるんですって。そうしないと、必要以上に重く受け止めてしまうって」と明かした。
引用元: ・元フジ・笠井信輔アナ がんステージ4診断で死を覚悟 書面で知り「書面かよって感じ。ところが先生方は…」 [冬月記者★]
コメント