岐阜県各務原市のJR鵜沼駅にほど近い住宅街に、サンドコートは広がる。敷地面積は約390平方メートル。約200トンの砂を敷き詰めたコート1面(縦16メートル、横8メートル)のほか、シャワーやウッドデッキも完備されている。
作ったのは各務原市を拠点に活動する小中学生のバレーボールクラブ「フレンズ」の監督、立松朋子さん(60)。ビーチバレーの全国大会で2022年から3年連続で優勝している強豪チームだ。
フレンズには小学6年から中学3年までの選手15人が所属。自前のサンドコートはなく、保護者の車で月2回、同県海津市の長良川にある公共コートまで1時間以上かけて練習に通っていた。
チームを率いる立松さんは、選手や保護者の負担を減らし、もっと練習に専念させたいと奔走。建設会社の敷地を借り、約1000万円かけて整備した。
4月下旬にあったお披露目式では交流試合も行われ、フレンズの選手らが砂の感触を楽しんだ。
中学3年の蜂矢蒼空主将(14)は「練習の日は朝が早く移動が大変だったので、近くにできてありがたい。この素晴らしいコートで練習を積み、今年も全国優勝したい」と意気込む。
フレンズの練習がない日は、地域住民にサンドコートを使ってもらうことも検討している。立松さんは「選手に最適な練習環境を提供するだけでなく、地域の人にも安心安全にバレーやレクリエーションを楽しんでもらえれば」と話している。
サンドコートはメンテナンスで年間約100万円の維持費が必要となる。そのため、フレンズは13日までクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」=QRコード=で支援を募っている。
【稲垣洋介】
[毎日新聞]
2025/5/10(土) 10:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bc4692d0854a23da2fb4d8a43a39e3f589af9f1
引用元: ・【海なし県】岐阜にビーチバレーコート 実は全国トップ級チーム在籍 [煮卵★]
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