https://www.youtube.com/watch?v=hp4CX6fv0JQ
現地時間の朝8時ごろ。快晴の空のもと、太陽光パネルは一斉に発電を開始。
しかし、この時間帯は冷房需要もなく、工場の稼働も本格化していない。つまり、発電された大量の電気に対して、使い道がほとんどなかったのです。
停電寸前の電源構成は「太陽光59%」「風力12%」「原子力11%仏から輸入」「ガス火力5%仏から輸入」
さらに現地では、発電された太陽光エネルギーは「すべて買い取ること」が法律で義務づけられていました。
(続く)
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引用元: ・【欧州大停電】原因は「太陽光発電の暴走」だった模様/考察の結果、「太陽光の発電量が急増→需要なし→処理不能→送電急減→システム崩壊で欧州大停電」[R7/5/01]
そのため、電力会社は使いきれない分まで無理に引き受け、抵抗器やリアクトルといった装置につないで、余った電力を熱に変えて処理するしかありませんでした。
太陽光は火力発電と違って、スイッチひとつで調整ができません。出力は天候に左右され、発電のタイミングも人間が決めることはできない。
この「調整ができない電気」が、大量に送電網に流れ込んでいたのです。
そして昼前。気温が20°Cを超え始めると、今度は別の問題が発生します。
太陽光パネルは温度が上がると発電効率が悪化します。パネル内部の抵抗が増え、損失が増え、さらにパネルが熱を持つという悪循環に陥り、
発電量が急激に落ち込んでいきました。
(続く)
12時半を過ぎたころには、わずか10分足らずで送電量が半分以下に激減。
さらに12時45分までには、直前の3分の1にまで発電が落ち込み、供給量が需要を大きく下回ってしまいます。
この結果、電気の周波数と電圧が乱れ、システム保護のために継電器が作動。
電力系統は次々と自動で遮断され、送電網は分断。
再接続を試みても、需要が少なすぎて電力を流しきれず、復旧には至りませんでした。
その後、フランス側でも需要急増を知し、系統を完全に遮断して輸出停止。こうして、ヨーロッパ西部全体が、完全なブラックアウト=大停電へと陥ったのです。
(以下略)
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