埼玉・老舗しょうゆ会社「大変不安」
「米国への輸出を増やしていこうと増産体制を整えた矢先の出来事。今後の売り上げの推移が大変不安だ」。トランプ政権の関税措置を巡り、1923年創業の埼玉県坂戸市の老舗しょうゆメーカー「弓削多醬油(ゆげたしょうゆ)」社長の弓削多洋一さん(58)は複雑な心情を吐露する。
同社は2024年度、しょうゆ輸出の売り上げが前年度の倍となり、そのうち4割が米国向けだった。香りが良い同社の「燻製(くんせい)醬油」が「肉料理に合う」と現地のレストランで人気を博し、注文が殺到していた。
米国を中心とする海外でのしょうゆ需要を見込み、24年3月には「百年蔵」と名付けた新たなしょうゆ蔵を市内に完成させた。建設費は約1億2000万円。「米国の売り上げが好調だからすぐに回収できる」と見込んでの投資だったが、そこに「トランプ関税」が直撃した。
日本に24%の「相互関税」が課されることになったかと思えば、1週間後には上乗せ分の関税発動を90日間停止すると発表があり、同社は現地でのしょうゆの販売価格すら決められない状況が続く。一方で、同社のしょうゆは、昔なが…(以下有料版で,残り1756文字)
毎日新聞 2025/4/21 16:00(最終更新 4/21 16:16)
https://mainichi.jp/articles/20250420/k00/00m/020/148000c
引用元: ・トランプ関税、「和食」を直撃 販路拡大、海外輸出が伸び出した直後 [蚤の市★]
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