ありがとう、ジョージ!BY LEX BRISCUSO
Updated 2025年4月17日18:00
Posted 2025年4月17日17:57
1977年のシリーズ第1作『スター・ウォーズ』を観たことがあると思っているなら、もう一度考え直してみてほしい。多くの人は、最初に劇場公開されたものではなく、そのあとに修正を加えたいくつかのバージョンのうちのひとつを観たのではないだろうか。
これらのバージョンはジョージ・ルーカス自身が手を加えたもので、オリジナル三部作はのちに「特別篇」としてリリースされることになる。しかし今、ここに“新たなる希望”が生まれた。どうやら一部のファンは、ルーカスが遠い昔に遺したオリジナル版を劇場で鑑賞する機会に恵まれるようだ。
The Telegraphによると、2025年6月、英国映画協会(BFI)はFilm on Film Festivalの開幕にあたり、『スター・ウォーズ』の初回上映時に制作され、今も保管されている数少ないテクニカラー・プリントの1本を上映するという。
このバージョンは過去にVHSが販売されたこともあるが、記事では、このプリントが一般に劇場公開されるのは1978年12月以来だと伝えられている。
ルーカスは、1981年に『スター・ウォーズ』が初めて再上映されたときから作品に修正を施し始め、それ以来、ルーカスフィルムは変更後のバージョンのみ上映を許可してきた。
今回の映画祭で上映されるフィルムは、ファンにとって特にたまらないものになりそうだ。というのも、過去40年間、品質を保つため摂氏マイナス5度で保管されてきたというのである。ほぼ完璧に近い映像体験が期待できるだろう。
今では『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』として知られる本作だが、そのオリジナル版を上映することについて、ルーカスは断固反対の姿勢を示してきた。この判断については、長年にわたり自ら言及してきた経緯もある。
2004年、ルーカスはAP通信に対し、オリジナル版をリリースしない理由について以下のように語っていた。

引用元: ・『スター・ウォーズ』封印されたオリジナル版、40年以上の時を経てロンドンで上映へ ジョージ・ルーカスが変更を加える前の貴重なバージョン
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