自民党東京都連前会長の萩生田光一元政調会長は18日夜、インターネット番組「言論テレビ」でジャーナリストの櫻井よしこ氏と対談し、都連が夏の参院選東京選挙区(改選数6)でNPO法人前代表理事の渡部カンコロンゴ清花氏の擁立を調整したことについて疑問を呈した。渡部氏が過去に晋三元首相を強く批判していたことなどに言及し、「違和感がある。誰が声をかけたのか」と述べた。
萩生田氏は、都連は新執行部で運営しているため、自身は「参院選の候補の選考のプロセスに入っていない」と説明。「報告を受けたのは、最終的にはひとりに決め切れなくて、井上信治都連会長に一任した、と。(公認候補は)一人が武見敬三参院議員会長で男性だから女性が望ましいのではないか、という声が多かったということで終わっている、ということだった」と述べた。渡部氏の擁立調整については「報道で知って戸惑った」と語った。
批判を受けて都連は渡部氏擁立を断念したが、櫻井氏が「多くの候補の一人にすることだけでもとんでもないことだ。『昔のことだ』と渡部氏は言うが、氏を罵詈雑言、言っていた。こういう人を最終選考の段階まで残したことが意外だ」と述べ、自民の人材不足に危機感を示した。
萩生田氏は一連の経緯について「多様性などいろいろな違う尺度を持ち込んでいるから出てきたのかもしれないが、率直に申し上げて違和感がある」と断言。「後で聞いた話だが、SEALDsの活動に参加していたとか、ネットでは氏に非常に批判的な発言が多かった」と指摘し、渡部氏が自民党の公募に手を挙げたことに疑問を呈した。その上で、仮に公募ではなかったとしても「誰が声をかけたのかな、というのは極めて疑問だ」と述べた。
https://www.sankei.com/article/20250418-C7A6535DLFH5BI7UEA3PPVERC4/
引用元: ・自民・萩生田氏、渡部カンコロンゴ清花の参院選擁立調整に「誰が声をかけたのか極めて疑問」 [897196411]
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