北海道ニセコ町で最大級の高級リゾート開発を手掛けていた「La plume Niseko Resort」特定目的会社(東京都千代田区)が、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンクが4月17日に発表した。負債額は現在調査中だが、数十億円規模に達する見込み。# バブル崩壊の兆候か、建設途中で頓挫
同社は、219室のホテルと5つのプライベートヴィラからなる「ニューワールド ラ・プルーム ニセコリゾート」の開発を計画。2020年12月に設立され、アジア系企業の資本を受け、不動産の所有と建物の建設を進めていた。しかし、建設を請け負っていた大手建設会社への建設費の支払いが滞り、建設会社が破産を申し立てる事態に。建物は基礎と骨組みが完成しているものの、2024年秋頃から工事がストップしている。
# ニセコバブルの光と影
ニセコ地域は、パウダースノーを武器に世界的リゾート地として成長を遂げ、ホテルやコンドミニアムの建設ラッシュが続いていた。円安を追い風にインバウンド需要も増加し、高級食材が飛ぶように売れるなど、“ニセコバブル”と呼ばれる活況を呈していた。しかし、今回の破産手続き開始は、そのバブルに陰りが見え始めたことを示唆している。急激な開発と需要の増加に、資金調達や経営が追いつかず、歪みが表面化した形だ。
# 今後のニセコ経済への影響
今回の破産が、今後のニセコ経済にどのような影響を与えるかは不透明だ。しかし、過剰な投資やずさんな経営に対する警鐘となる可能性もある。ニセコが持続可能なリゾート地として発展していくためには、今回の事態を教訓とし、より慎重な開発と健全な経済活動が求められるだろう。
引用元: ・ニセコ、中国バブル崩壊で建築途中の廃墟だらけに、終わりの始まりか [422186189]
# 技術的な深堀り:特定目的会社(TMK)とは今回の破産手続き開始となった「La plume Niseko Resort」は、特定目的会社(TMK)という形態をとっている。TMKは、資産の流動化を目的として設立される会社で、不動産などの資産を担保に資金調達を行う際に利用されることが多い。TMKは、通常の株式会社とは異なり、事業活動が限定されており、倒産隔離機能を持つことが特徴だ。今回のケースでは、TMKが資金調達に失敗し、建設費の支払いが滞ったことが破産の原因となった。TMKを利用した不動産開発は、リスクも伴うことを改めて認識する必要があるだろう。
だから言ったのにw
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