名前が挙がっているのは、3月1日を最後に消息の途絶えた趙甬元(チョ・ヨンウォン)組織書記と、1月2日以降に姿の見えなくなった李日煥(リ・イルファン)宣伝書記の2人だが、最近になり、ほかの党書記たちも公開活動から姿を消していることが明らかになった。
金正恩氏は今月3日、平壌・和盛(ファソン)地区に建設中の、ゲームセンターなどを備えたレジャー施設を視察しているのだが、それを伝えた北朝鮮メディアの報道から、通常は同行するはずの行政・経済分野担当の党書記たちが1人もいなかったことがわかったのだ。
不正行為を巡っては、1月27日の党書記局拡大会議で糾弾された地方幹部10人がすでに処刑されており、最高幹部に対しても厳罰が下される可能性が一部で指摘されている。
韓国メディアのニュース1は7日付の報道で、金正恩氏の同行者縮小について次のように伝えている。
「この状況を受けて、専門家の間では、今年10月に予定される党創建80周年や、年末から来年初頭にかけて開催が予想される第9回党大会に向けた『特別任務』に従事している可能性が指摘されている。5カ年計画の総括や新たな国家戦略構築、国家的イベントの準備などに関与しているという見方だ」
もちろんそうした可能性はあるが、党創建記念日や党大会まではまだかなり時間がある。むしろ5カ年計画の仕上げに拍車をかけるためにも、各分野の党書記が現場で金正恩氏の指示を受けることは重要との見方もできる。
現にニュース1も同じ記事で「党内で幹部への検閲・粛清が進行している可能性もある」として、前述した拡大会議での糾弾について言及している。
この会議で糾弾されたのは2つの地域の幹部たちだ。一方は農民に対する収奪、一方は性上納を伴う飲酒接待が告発された。このうち、処刑まで行ったのは今のところ前者だけで、目下のところは、あらゆる不正に厳罰が下されている状況ではないかもしれない。
ちなみに、幹部に対する検閲を担う金才龍(キム・ジェリョン)党規律部長は3日の視察に同行しており、軍関連の側近たちも健在と見られている。どうして行政・経済分野の幹部たちだけが姿を消したのか、大いに気になるところだ。
引用元: ・【北朝鮮】金正恩総書記「次々に姿を消す側近たち」 地方では幹部10人がすでに処刑
とりあえず、俺たちのまさお兄貴を返してー
諸行無常に押し潰されろ。
それが金正恩「キンジョウ・オン)
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