不況時の典型的な動きだ。就職市場の見通しが暗い場合、大学院への進学が増える。世界金融危機後の状況がまさにそれであり、現在の兆候からすると、再び同じことが起こりそうだ。
入学願書やエッセイ、試験対策などを学生に指導する入学相談員は、大学院進学への関心が急速に高まっていると話す。
正式な数字は数カ月後にならないと出ないが、カプラン、アイビー・コーチ、VYコーチ、アイビーワイズ、トップ・ティア・アドミッションズ、ケンブリッジ・コーチングなどの企業はいずれも、今年は大きな年になるだろうと予想している。
「大学院進学を考えている学生に影響を与える第一は、景気後退と経済不安定だ」とアイビー・コーチの入学相談シニアコンサルタント、ジェイソン・ワインガルテン氏は言う。
進学を考える学生たちは「就職市場が回復し始めた時期にキャリアを再始動させることができると考えている」と同氏は説明した。
米国の雇用に関する総合的な数値は依然として堅調だが、「採用も解雇も少ない」就職市場により、若い労働者が職を見つけるのが難しくなっている。
20-24歳の失業率は先月7.5%と、2023年4月の底から2ポイント上昇。若者たちの不安は高まっている。
多くの人が、人工知能(AI)がホワイトカラーの仕事を不要にしているのではないかと不安を抱いている。
また、トランプ米大統領の貿易戦争により経済が不況に陥った場合、学位しか持たない人材が余る可能性も懸念される。
ルイジアナ州立大学(LSU)のオンライン経営大学院(MBA)で学ぶサラ・ソーントン氏は「修士号を取得することが、新入社員の必須条件になりつつある」と述べた。
同氏は23年にコースト・カロライナ大学を卒業した後、ほぼ1年を費やし50以上の職に応募したが結局、より就職に有利になると思われる会計学へと専攻を変更し、LSUに入学した。
応募先企業からは「電話すらもらえず、行き詰まりを感じた」と同氏は語った。
インフレ、金利、経済に対する不確実性により雇用主が新規採用を控える中、労働市場の凍結という現状が若い労働者を直撃している。
大学卒業後、数年間働いて履歴書を充実させ、その後大学院への進学を希望する人も多いが、卒業後すぐに大学院進学を目指すことも理にかなっていると、
トップ・ティア・アドミッションズの大学院入学担当ディレクター、クリステン・ウィルモット氏は述べた。
ニューメキシコ州立大学の大学院生、シャイアン・マルティネス氏(25)は、大学院に進学した目的の一つはAIの進歩に先んじることだと語る。
ソーシャルメディアコーディネーターとして経験を積んできたにもかかわらず、同氏はマーケティングの新しい役割を得るのに苦労し、原因がAIの台頭にあるのではないかと疑うようになったという。
「われわれは今、AIと競争している。企業は経費削減を望んでおり、AIを採用した方が安上がりだ」と話した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-04-14/SUN823DWRGG000
引用元: ・【アメリカ】若者は大学院を目指す、経済不確実性で就職氷河期に・・・若者は職を見つけるのに苦労、20-24歳の失業率は先月7.5% 「修士号を取得することが、新入社員の必須条件になりつつある」
日本って最先端走ってんだなw
世代だけど呼んだ?
社長以下は全てブルーカラー。
社長もAIで
コメント