ICT建機で水田復旧 奥能登豪雨の土砂除去 コマツと石川県、農家に無償貸与開始
4/12(土) 5:02配信
建機大手コマツと石川県などは11日までに、奥能登豪雨で土砂が流入した水田の復旧に向け、ICT(情報通信技術)を備えたブルドーザーや油圧ショベルを農家に無償貸与する支援活動を始めた。
簡単な操作で正確な作業ができる建機を活用してもらうことで、営農再開を後押しする。
3月に農業生産法人「ファーマー」(輪島市)の同市門前町本市の水田で、ブルドーザーと油圧ショベル各1台による実証試験を行った。
元の田んぼの土壌を崩さずに、堆積した土砂や稲の株を取り除けることを確認した後、建機2台はファーマーに貸し出され、被害農地の復旧に生かされている。
ICT建機は衛星利用測位システム(GPS)を使って自車の位置を把握しており、操作の一部を自動で調節するため、経験が少ないオペレーターでも均一な作業が可能となる。
ブルドーザーは湿地仕様で、小松市の粟津工場で生産された。油圧ショベルは昨年12月発売の新型機種で、掘削をサポートするICT機能を標準搭載している。
コマツと県、いしかわ農業総合支援機構は昨年1月、能登半島地震を受け、地割れが起きた田畑や牧草地をICTブルドーザーで修復できることを確認。
被災した能登の農家に建機を貸与する復興支援を続けている。
コマツは農地の復旧作業にもICT建機が威力を発揮することをアピールし、農業分野での利用拡大につなげていく考えだ。
担当者は「コマツの知見も生かして復興支援を進めていきたい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f618a1835a6584256f05841ae6b47bb683f1232f
引用元: ・コマツ、能登大震災被災者にICT建機の無償貸与へ [158879285]
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