開発途上国では、アメリカ国際開発庁(USAID)の閉鎖によって空いた穴を中国が埋めつつある。
アメリカは保健から教育まで、開発途上国で実施してきたさまざまなプロジェクトから何十億ドルもの資金を引き上げた。
中国の開発援助は、自国の利益に合致する地域や分野に集中することになるだろう。
USAIDの閉鎖は、中国にアメリカが残した穴を埋めるチャンスを生み出している。
中国はUSAIDが撤退した複数の開発途上国で、新しいプログラムを立ち上げているようだ ── これはまさに、Business Insiderが2月に取材したアナリストたちの見立て通りだ。
USAIDの撤退で最も打撃を受けた国の1つであるカンボジアでは、子どもの医療、栄養、衛生、地雷除去など、さまざまな目的のための新たな資金援助プログラムを中国は発表した。
Annapurna Expressによると、ネパールでは中国共産党の幹部が、中国には資金を提供する意思があるとネパールの指導者らに伝えた。
創価大学のリム・タイ・ウェイ(Lim Tai Wei)教授は、中国が特定のプロジェクトでアメリカの穴埋めをするべく、これほど早く参入してきたことも驚きではないとBusiness Insiderに語った。
アメリカのトランプ大統領はUSAIDを閉鎖する意向をかなり前から示していたため、戦略的ライバルである中国には戦略を練る時間があったと、
北東アジアの政治経済を専門とするリム氏は指摘した。
「独自かつ高度に中央集権化された経済大国である中国は、国益に沿った目標や目的を推進する上でチャンスと見なしたところに、
その莫大なリソースを比較的容易に動員することができる」と同氏は言う。
中国は長年、他国のインフラ・建設プロジェクトに力を注いできたし、農業や公衆衛生といった、中国がすでにリードしている他の分野にも目を向けてきた。
そうすることで、中国の利益が増し、宣伝効果も高まるだろうと、国際政治リスク分析を専門とする
コンサルティング会社ユーラシア・グループの中国・北東アジアチームのシニアアナリスト、ジェレミー・チャン(Jeremy Chan)氏は話している。
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