同会は、21年から事故発生当日の「青空」をテーマにした栞を配布しており、今回も集まったメンバーらが栞にリボンを通す作業に取り組んだ。
栞の表には青い空を飛ぶ2羽の白い鳥が描かれ、裏には「あの日を決して繰り返すことなく安全で安心な社会をみんなで育んでいきたい」とのメッセージが記されている。
23年以降は福田裕子さん(41)がイラストを担当。1両目に乗車して負傷した福田さんは「『20年だから』というのは考えなかった。事故に遭った人たちにとって、何年たっても『節目』というものはない」と強調。「記憶の風化が進む中、この栞を使うときには1年に1度だけでもいい、こんな事故があったことを思い出してほしい」と訴えた。
事故で次女が負傷した三井ハルコさん(69)は「20年は長かった。ただ、事故に関わりのなかった人には遠い昔の出来事」。それでも「事故を起こさないため、要因になるようなものを一つでも減らすにはどうすればいいのか、何を伝えていくべきなのか、それを今も考えている」と静かに語った。
[産経新聞]
2025/4/5(土) 18:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/059011440f03fb28b28512a2a8a807101c007b1b
引用元: ・あの日の空は青かった 「空色の栞」今年も 【JR福知山線脱線事故】被害者「1年に1度でも思い出して」 [煮卵★]
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