ボランティアの相談員が24時間365日常駐し、年間1万件を超える相談に応じている。
熊本地震や新型コロナ禍で一時は約50人に減少した相談員の実働数は昨年4月時点で研修生を含めて約140人にまで増えたが、人員不足で対応できない相談もあり、十分とは言えない。
「眠らぬダイヤル」を支える人々に現状を聞いた。
「はい、熊本いのちの電話です」――。
3月上旬、相談員が穏やかな口調で受話器を取った。
人間関係で悩み、自分は必要のない人間なのではないかという相手の話をじっくり聞き、心をほぐしていく。
数十分後、相談者は「聞いてくれてありがとうございました」と電話を切った。
「熊本いのちの電話」は1985年4月1日に開設され、運営資金の大半を個人や企業からの寄付でまかなう。
年中無休で24時間対応している。
部屋には「熊本いのちの電話の使命」として、「受容の態度」「人権の尊重」「当番の努め」「研鑽と交流」の4項目が掲げられている。
相談全体の約1割は自殺に関連する内容という。
飛び降り自殺をほのめかす内容には、「安心して話ができる場所に移動してください」と訴え、練炭自殺を図ろうとした人の電話には「そこから離れて、飲み物を一口、含んでください」と冷静になるきっかけを提案。
諭すことよりも、相手に落ち着いてもらう声かけを大切にしている。
ここ数年、慢性的な課題となっているのが相談員の不足だ。
現在は20~70歳代の約140人が稼働しており、全員がボランティア。
日中は会社などで勤務している人も多い。
電話は2回線あり、基本的に2人1組の交代制で対応するが、人員不足で時間帯によっては1人になることもあるという。
無理のない勤務のためには最低でも180人が必要といい、現在は約40人不足している計算になる。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/2b42c01f0631d7b57dcd8efd0d4c65837aacd7f7
引用元: ・【熊本いのちの電話】自殺に関する相談が多い深夜帯の担当者不足が深刻…「切羽詰まった電話かもしれないのに」
子供の命なんか救わせてたまるかって
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