https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/15590892025年4月6日 12:00
社会・くらし
#戦後80年 #集団自決 #沖縄戦 #日本軍
[戦後80年]
沖縄女性史家、宮城晴美さん(75)の調査によると、沖縄県内各地の「集団自決(強制集団死)」の犠牲者は、女性や子どもが大半を占める。「生きて虜囚の辱めを受けず」といった日本軍の思想とともに「男性優位の家父長制や民族差別が大きな影響を与えた」と指摘する。
調査では、読谷村波平のチビチリガマでの犠牲者83人の89・1%に当たる74人は女性と12歳以下の子ども。中国従軍経験のある元日本兵と元看護師が、中国での日本軍の残虐さをその後侵攻してくる米軍に重ねて「自決」を誘導した。
村全域では130人が「集団自決」で亡くなった。うち宮城さんが調べた125人中101人(80・8%)が女性と12歳以下の子どもだった。
宮城さんの母初枝さん(故人)は座間味島の「集団自決」の生き残りだ。1970年から延べ500人に繰り返し聞き取りを実施。座間味島と慶留間島の犠牲者のうち、民間人は187人中152人(81・2%)が女性と子どもという。
宮城さんは、各地の事例を踏まえ「男性だけの家族で『集団自決』は起きていない」と言い切る。
日本政府は民法を施行した1898年以降、士族に根付いていた男性優位の家父長制を、沖縄の農村社会にも拡大。日本軍は男女の交流の場であった「毛遊び」を禁じ、貞操観念の重要性を説いた上で「女は子どもの頃は父に、結婚後は夫に、老いては息子に従うよう求めた」とひもとく。
「米軍に襲われ純潔性を失うよりは、死んだ方がまし」との考えも植え付け、男性が女性や子をあやめる土壌をつくったという。
一方で「慰安婦」制度を活用したとし「女性を『淑女』と『娼婦(しょうふ)』に分け、女性の性を戦略として利用した。朝鮮人の女性を『慰安婦』にして差別することで、ああなるよりは『自決』という考えを広めた」と説明した。
(社会部・吉田伸)
※関連
沖縄戦で住民が「集団自決」チビチリガマで慰霊祭 沖縄 読谷村 | NHK | 沖縄県
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250405/k10014771341000.html
引用元: ・「男性だけの家族で『集団自決』は起きていない」 沖縄女性史家・宮城晴美さん調査 犠牲者の8割超が女性や子ども [少考さん★]
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