ー中略ー
■縄文人と弥生人は何が違うのか
【星野】先生の研究では、「現代日本人のDNAの80?90%は、後から渡来した集団に由来する」という衝撃的な数字が示されていますよね。
【篠田館長(以下篠田)】これはゲノム解析の結果から見えてきた事実です。縄文時代から先住していた人たち(縄文人)のDNAは、今の日本人には1?2割程度しか残っていない。逆に言えば、私たちの大部分は弥生時代以降に大陸から入ってきた人々の子孫だともいえます。世界的に見ると、農耕民が狩猟採集民をゆるやかに吸収していくケースは多く、日本列島の歴史もその一例だと考えてください。
ー中略ー
■旧石器時代という大きな謎
【星野】そもそも、日本列島に最初のホモ・サピエンスが現れたのは約4万年前といわれます。そこから縄文時代が始まる1万6000年前までの間、旧石器時代については分からないことが多いとか。
【篠田】一番の謎といっていいでしょう。人骨が極端に少なく、生活ぶりや人口動態を復元する手がかりがほとんどありません。旧石器時代は2万年以上も続いているはずですが、われわれは断片的な石器遺跡から推測するしかない。
【星野】先生の著書では、日本列島に人々が来たルートが複数あると指摘されています。北方から、南方から、そして大陸側からと。
【篠田】日本列島はユーラシア大陸の東端に細長く連なり、氷河期には海面が低くなっていたこともあって、さまざまなルートで人が入ってきたと考えられます。
沖縄や奄美など南西諸島には南方系の集団が、北海道にはオホーツク文化など北方系の流れが、そして九州や本州には朝鮮半島経由のルートがあった。これらが何度も波状的に流入・混血を繰り返した結果が、現在の日本列島に住む人々だと思われます。
ー中略ー
朝鮮半島側や中国東北部などの古代DNAとも比較すれば、日本列島に入ってきた集団の具体的な系統がかなりはっきりするでしょう。二重構造モデルがどう細分化されていくのか。そこにこそ、私が今いちばん期待している研究の発展があります。
ー後略ー
篠田 謙一
全文はソースから
4/5(土) 7:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4724048f363458732ad112319975746cb37a227
引用元: ・【PRESIDENTonline】 いまの日本人のDNAは「大陸から来た渡来人」が9割…最新のゲノム研究でわかった日本人の意外なルーツ [4/5] [仮面ウニダー★]
なので「これが一致だ!」といったもん勝ちです
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