おそらく、この背景にはインターネットを介したSNSの影響もあるでしょう。私たち人間は社会的な動物であり、自分と他人を比較することをやめることができません。SNSは、この他者との比較の影響を強める機能があると言えます。このSNSによって経済的な豊かさが誇示され、それを求めて人々がさらに競争し、豊かさを求めていくわけです。
なお、アメリカは先進国の中でも所得格差が大きく、その格差も徐々に拡大する傾向があります。所得格差の拡大は、お金を持つ人と持たない人の分断を生み、幸福度の格差につながってしまいます。経済大国であるアメリカにはさまざまなチャンスがある反面、所得格差も大きく、お金の有無によって幸せが大きく影響を受けるため、なかなか生きづらい社会だと言えるでしょう。
ちなみに、お金と幸せの関係が強くなる傾向は、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ポルトガルといったヨーロッパ諸国でも確認できています。
世界の先進国において、お金や物質的な豊かさが幸せへの影響力をさらに強めていると言えます。
大石教授らは日本についても分析を行っているのですが、意外にも日本では所得と幸福度の関係が直近の約30年間で変化していませんでした。
これはなぜなのでしょうか。おそらく、背景には急速に進む高齢化が影響していると考えられます。
内閣府が実施している『国民生活に関する世論調査』では「あなたは、今後の生活において、心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたいと思いますか。それとも物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたいと思いますか。」という質問を行っています。この結果を見ると、高齢者層ほど「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」と回答する割合が高くなっていました(図表1)。
これは1970年代から見られる傾向です。そして、近年になるほど強くなってきています。日本では高齢者が増え、その高齢者が物質的な豊かさよりも、心の豊かさを重視しており、これがお金と幸福度の関係が強くならない背景にあるのではないでしょうか。
引用元: ・【幸福度】世界的に「お金がないと幸せになれない」現象が加速中…そんな中で「日本だけが例外」の納得の理由
幸せであるためには金が必須だろうよ
高齢者であっても
豆苗を再栽培したり
散歩したりしてるんだろw
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