クーリエ・ジャポン
戦争の傷跡がいまなお残る沖縄では、米軍基地の負担軽減に向けて長年取り組み続けている。戦争を経験した世代は断固として米軍の撤退を求めているが、その一方で若年層は中国に対する脅威や経済的な事情から、米軍を「守ってくれる存在」とみなしているようだ。分断する沖縄の現状を米「ニューヨーク・タイムズ」紙が報じた。
糸数慶子(77)は1965年、米軍のパラシュートが開かなかったあの日のことをいまも忘れない。パラシュートは、沖縄の糸数家の近くで降下訓練中の落下傘部隊とともに輸送機から落とされた、ジープトレーラーに取り付けられていた。糸数本人は、落下するトレーラーの直撃を免れたものの、近所に住む当時小学5年の女子児童が犠牲になった。
事故当時、高校生だった糸数はこの事故が起きるまで、自分の住む亜熱帯の島に駐留する米軍がいかに巨大な存在なのかを意識していなかった。米国が第二次世界大戦終結後に日本から沖縄を奪取すると、それ以降、米国の施政下に置かれた。糸数はそれまでずっと、そうした米国人を見て過ごしてきた。
だが糸数は、空から降ってきたトレーラーの犠牲になった少女を知っていた。それ以降、沖縄の米軍基地反対を一貫して叫び続けてきた。米軍基地は1972年、沖縄の日本復帰が実現したあともなお残っている。彼女はつい最近も、沖縄本島北東岸に面した辺野古の海兵隊基地ゲート前で、同基地に隣接する海岸で建設が進む新飛行場に抗議する活動に加わった。
米軍は「安全を提供してくれる存在」
沖縄の人々は長年、米国と日本のあいだに捕らわれていると感じてきた。日本は1870年代、軍隊を派遣して沖縄諸島の領有権を主張した。それ以前の沖縄は琉球王国として知られ、清朝(現・中国)と、中世日本の大名の支配機構のひとつ薩摩藩の双方に貢物(こうもつ)を納める独立した国だった。
沖縄島民は、日本領となってからずっと二級市民扱いだとこぼす。先の大戦のときも、日本は米軍の本土上陸を阻止するため、沖縄を決戦場として利用した。
だが近年、沖縄と日本本土との関係は変化しつつある。一因として、沖縄の今後を左右しかねない第三の勢力が再び台頭してきたことが挙げられる。中国だ。沖縄の若い世代も、本土側の若い世代と同じSNSのニュースを見ている。そこでは、ますます強硬な姿勢を見せる中国政府を批判する見方が広がっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/caefa220cdd1e42601d0b5f30f8bd43b265537e7
引用元: ・【NYT】米紙の沖縄取材で明らかに「米軍に守ってほしい若者と撤退を叫ぶ高齢者」 [nita★]
後々余所から来た老人が反米やってるのはただの工作活動だろとしか
自衛隊も出ていけ
沖縄は沖縄県民で守るから軍隊は出ていけ
コメント