かちょす 知り合いに「HEROINES」のライブに誘われたのがきっかけです。最初はあまりピンと来てなかったんですけど、たまたま見にいった「パラレルサイダー」というグループのライブで、天白にこちゃん(現「TENRIN」の七瀬にこ)からめっちゃレスがきて、運命的なものを感じてハマりました。
――なぜ地下アイドルの方がメジャーアイドルよりも推し活にお金がかかるのでしょう。
かちょす 単純にステージ数が多すぎるんですよ。いわゆる“地上”のメジャーアイドルは、ツアーは年に数回だしコンサートの日数も限られていますけど、“地下”は毎日のようにライブがあります。しかも僕は「最前・ドセン」で観ないと気が済まないタイプなので、チェキとあわせると1回のライブで最低1万円くらいかかる。それを週3~4回通うと、それだけで1カ月に20~30万円かかりますね。年間だと400~500万円くらいは使っていることになります。だから貯金はゼロ……だと思います。多分。
――多分、というのは?
かちょす 実は、僕が持つと全部使っちゃうので給料が親の口座に入るようになってるんですよ。そこからローンやら必要経費を差っ引かれて、残った金額からお小遣いをもらっている形なので、53歳ですけどお小遣い制なんですよ(笑)。ただ引き落としが足りないときは親が穴埋めしてくれているんですが……。
――親は推し活についてどんな反応を?
かちょす 流石に呆れてるんですけど、弟が結婚して子供も3人いるからか、僕のほうは“バカ息子”枠で可愛がってもらってる部分があるのかな、と。親の家の近くに住んでいて、夕食を食べに行ったりもしますし、関係は意外と良好です。
―推し活にも実家の理解は大事ということですね。お金は何とかなったとして、正社員をしながら週に何度もライブに行くのは時間も大変ですよね。
かちょす いまはディスカウントストアの時間帯責任者をやっていて、自分でシフトを決められるので夜勤にすればライブ時間とかぶらないんですよね。ある程度の給与とか、勤務時間の調整とかは、推し活を続けるには必須。だから若いオタクには「羨ましいなら偉くなれよ」って言ってます(笑)。
――いまの推しは?
かちょす 一番は「TENRIN」の七瀬にこちゃん。でも最近は通いすぎたせいか、倦怠期みたいな……。
――倦怠期というと?
かちょす ずっとライブ観ていると、「いまちょっと俺のこと嫌になってるな」とかわかるんですよ。ある時期から急にレスが来なくなったんですよ。理由はわかっていて、自分以外のオタクを増やそうという時期だと思うんですけど、レスをもらえないと自分は寂しい。そういうのも含めてちょっと距離を置いてます。
なので今は別の子を追いかけていて、5月に卒業しちゃうんで、それまではと思って全通してます。
――峯岸さん、大場さん、七瀬さんと、歴代の推しに共通点はありますか?
かちょす 自分はもう年齢もいってるし、現実も割と見えてるタイプだと思うんだけど、「妄想とのギャップを埋めてくれる」子がやっぱり惹かれますね。今推してる子は、すごい勘違いさせてくれてるんですよ。
――勘違いさせてくれる?
かちょす 「卒業したら結婚しようね」とか言ってくれたり。
ちょす アイドルがオタクの気を引くために神対応することを「釣り」っていうんですよ。たとえばオタクに「好き」とか「愛してる」とか言って釣る子もいるんです。今の子はそれがうまくて。
――なるほど。
かちょす デートの話とかも一緒に考えてくれて。何をしようとか、どこに行こうかとか。
――この「卒業応援プロジェクト」のクラウドファンディングにある「2時間の個別オフ会」ですね。30万円って書いてありますが。
かちょす その30万円も「私が払いたいぐらい」とか言ってくれて、本当に口が上手いんですよ。
――それはリップサービスではないんですか……?
かちょす もちろんそれは分かってますよ。でもあえてそれに乗る遊びじゃないですか。そういうのに騙されて推し活をやっちゃってる感じはあるんですけど、でもその分ライブでも超レスをくれますし、それなりに向こうの愛情みたいなのも伝わってくるんで、それでハマっちゃってるかな~、みたいなのはあります。釣られちゃいますね。
引用元: ・【卒業したら結婚しようねと言ってくれた】AKBに総額3000万円以上使ってきたトップオタク(53)がハマった、地下アイドルの 「釣り」 テクニック
最上あいみたいなもの
男と女は化かし合いだよなあw
妄想世界に突っ走るカモは恐そう
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