鳥取南吉方店のGoogleマップ上に〈味噌汁の中にねずみの死骸が混入していました〉と写真付きでクチコミが投稿され、今年1月21日に該当のトラブルが発生していたことを事実と認めた。
(略)
現地調査と並行して店内カメラの映像を確認し、1月21日のうちにネズミの侵入経路を特定したようだ。以下のように説明している。
〈当該店舗の大型冷蔵庫の扉が店外に面しており、その下部に設置されたゴム製パッキンに生じていたひび割れから混入したネズミが侵入した可能性が高いと結論付けております。
また、お椀への混入は、みそ汁の具材を入れたお椀を大型冷蔵庫で一時保管していた間に混入した可能性が高いと考えております〉
また、トラブル発生から即座に公表しなかった理由については、〈本件は当該店舗の建物構造と周辺環境が重なった特殊な事例であることを勘案し、ホームページでの公表を見合わせ〉と説明している。(略)
◼「鍋に入っていた」を否定
ネット上では、〈実際は味噌汁の椀ではなく、鍋にネズミが混入していたのではないか?〉と疑う声が寄せられ、NEWSポストセブン取材班が取材した「すき家」の現役クルーも同様の違和感を抱えていた。
この現役クルーによると、基本的なオペレーションとして、まずお椀にワカメやネギなどの具材を手作業で入れた後に積み重ね、一番上の椀にふたをした状態で冷蔵庫内に保存しておくという。必要になり次第、保温性の鍋から味噌汁をおたまですくい、椀に注いで提供することになっている。
「具材はお椀の底に少しの量なので、あんなに大きなネズミが紛れ込んだらすぐ気づくはずです。作業が忙しくなったりすると、鍋のふたを開いたまま厨房に置きっぱなしにしてしまうこともあるので、鍋に混入する可能性は想像しやすいです」
鳥取の店舗が東京とまったく同じオペレーションで味噌汁を作っていたかは不明だが、もし椀ではなく鍋のほうにネズミが混入していたとなると、ネズミが煮込まれた味噌汁を大勢の客が飲んだことになる──。
しかし、「すき家」は今回の声明で、店内カメラの映像などを根拠に、その疑惑を完全否定した。
〈店内カメラの映像については、具材をお椀に入れる準備工程のほか、みそ汁を鍋で作成してから保温機器(ジャー)にセットし当該お客様に提供するまでの一連の映像を確認しました。その結果、当該異物が鍋に混入する様子は確認されませんでした。混入が認められたお椀は1つです〉
科学的な観点からも、ネズミが鍋で煮込まれていた可能性は考えられないという。
〈当社の専門部署(グループ食品安全基準本部)が、混入した異物が加熱されていたかどうかを調べる検査(カタラーゼ検査)を実施した結果、加熱されていないことを示す反応が出たことから、科学的な視点からも異物が鍋に混入した可能性は著しく低いと考えております〉
カタラーゼ検査とは、異物混入の際に一般的に使われる方法で、過酸化水素水をかけ泡が出るかどうかを確かめるもの。昆虫や動物由来のタンパク質は熱が加わると活性を失うため、過酸化水素水が分解されず泡が出なくなる特徴を利用し、加熱前なのか加熱後なのかを判定する。かつてカップ焼きそばに虫が混入した際に、虫が加熱処理されていたことを調査する際にも活用された。それにより、製造後の運搬過程や小売店で混入した可能性を排除するのだ。
NEWSポストセブン取材班が「すき家」広報部に問い合わせた際は、“ネズミの習性”をもとに、以下のように“鍋混入説”をあらためて否定していた。
「味噌汁のジャーは使用後、閉めるルールになっていますが、仮に開いていたとして も、90度の温度で煮立っている味噌汁のジャーの蓋が開いているところにネズミが飛び込む可能性は非常に低いと考えています。
ネズミは熱に敏感で、本能的に高温の物体を避ける傾向があるといわれています」
全国に約2000店舗展開する「すき家」。国内外食企業売上で圧倒的な存在感を誇るゼンショーグループを代表するブランドでもある。多くの利用者が安心してファストフードを楽しめるよう、早急な対策が求められている。
[ポストNEWSセブン]
2025/3/29(土) 16:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4568d50bb1adec3654d87feb847b7c43214c99
引用元: ・【すき家】「ネズミが鍋に飛び込む可能性は非常に低い」「ネズミは熱に敏感で、本能的に高温の物体を避ける傾向がある」 [煮卵★]
無理無理まじてもう好きや無理
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