本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。
今回紹介するのは「ASDとADHDと診断され、それが原因で退職し、現在は支援機関の力を借りて障害者雇用で勤務しつつ、月に1回心療内科に通院しています」と編集部にメールをくれた30代男性だ。
■食料品の価格は首都圏並みか、むしろ割高
大根198円、卵1パック198円が「お1人様1点限り」。沖縄の地元スーパーのチラシに掲載された目玉商品である。
ほかには牛乳1パック278円、400グラム入りヨーグルト168円、納豆3パック118円など。どれも首都圏の販売価格と変わらない。
一方でアルバイトとして働くマサアキさん(仮名、30代)の時給は沖縄の最低賃金952円とほぼ同じ。東京の同1163円と200円以上の開きがある。
フルタイムで働いているのに、毎月の手取り額は11万円ほどだという。
マサアキさんが訴える。「ニュースで東京の激安スーパーの値段なんかを見ると、沖縄のほうが高いこともあります。本土から船で運んでいるから、その分割高になるんです。でも、沖縄の物価高は食料品だけじゃありません」。
■家賃相場は上から14番なのに、最賃は下から2番目
マサアキさんによると、車も船で輸送するため「同じ車種でも、(販売価格が)本土に比べて10万円近く高いこともあります」。ガソリンは比較的安いものの、車社会なので割安感は乏しい。
また、家賃も地域によるが、ワンルームの相場は5万円ほどだという。台風が多い沖縄では木造家屋が少ないため、家賃相場はもともと高いといわれる。賃貸物件の管理業者らでつくる全国賃貸管理ビジネス協会の調べでは、2025年2月現在、沖縄の「総平均賃料」は5万4085円で、全国で上から14番目である。
にもかかわらず、最低賃金は全国で2番目に低い。実家暮らしだというマサアキさんは「沖縄の最低賃金では1人暮らしは到底無理です」と嘆く。
節約のために好きな車雑誌の購読をやめた。ATMの利用手数料が惜しくて必要なときに現金を引き出せず、友達からの食事の誘いを断ったこともあるという。
首都圏や一部の中核都市の家賃はたしかに割高だ。一方で食料品や日用雑貨の価格は、全国的にどこもあまり変わらない。それどころか車にかかる費用負担は、公共交通機関の少ない地方のほうが重い。
冷暖房費や通販の送料も沖縄や北海道のほうが割高。地域別最低賃金の“格差”は本当に暮らしの実態を反映しているのか、私も常々疑問に感じてきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e086345293fa7bc28cf8601c9a7b0afe6c99d2b
【47都道府県 会社員の平均給与 最新ランキング!】1位と47位の酷すぎる格差・・・トップは東京都で年収 644万3,800円、沖縄県 393万5,000円
https://talk.jp/boards/newsplus/1743040676
引用元: ・【食料品も家賃も割高なのに】沖縄県 「手取り11万円で1人暮らしは無理」と嘆く30代男性
こういう頑張っても足りない人にだけ生活保護支給するなら文句も出ないでしょ
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