実際、北京出身の料理研究家、パン・ウェイさんもこう話す。「私の故郷でも(焼き餃子ではなく)水餃子が主流で、特にお正月には欠かせない料理でした。昔の中国は物資が乏しかったこともあり、山盛りの水餃子は最高のごちそうで、それだけで満足したものです。
ちなみに焼き餃子は食べ残した水餃子を翌日に焼くのが基本のため、焼き餃子をお客さまに出すと『残り物を食べさせるのか!』と怒られます」
パンさんが初めて来日したのは高校生の時。世話をしてくれた日本人は「町中華のほうが興味を持ってもらえるだろう」と考え、どこにでもある普通の中華料理店にパンさんを案内してくれたという。
「そのお店で初めて『餃子とご飯を食べる日本人』を見ました。私は反射的に『あの人たちはお金がなくて困っており、十分に餃子が注文できず、やむなくご飯を頼んだのだろう』と判断してしまい、
見てはいけないものを見てしまったような気持ちになりました(笑)。今となっては笑い話ですが、それだけ中国人にとって餃子とご飯の組み合わせは考えられないものなのです」

引用元: ・中国人シェフ「日本人が餃子でご飯を食べるのは、我々から見てご飯をライスで食べる様な物」 [194767121]
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