観測データ自体は問題なかったため航空機の運航に影響はなかったが、誤った情報が伝わった場合は安全が脅かされた可能性もある。
専門家は「予想外で信じがたい事態だ」と批判している。
航空気象観測所は、気象庁から委託を受けた民間事業者や自治体が空港の気象観測などをする施設。
観測された気象データは気象庁へ報告され、空港を管轄する国土交通省の各航空局や航空会社にも情報提供される。
気象庁によると、全国で68カ所(うち民間への委託48カ所)ある。
石垣航空気象観測所は前身の測候所が1967年に開設。
69年から旧石垣空港の気象観測を担い、新石垣は開港した2013年3月から担当する。
当初は気象庁が職員を派遣していたが、14年4月からは一般財団法人「航空機安全運航支援センター」(東京)に業務が委託された。
職員は現在、所長を含めて4人。
観測態勢は平日午前7時半~午後9時が観測員3人、土・日曜と祝日の同時間帯は2人で、夜間の緊急時は非番待機の観測員が観測に当たる。
観測には①空港や周辺の気象に注意を払う「常時観測」②決められた時刻に観測する「定時観測」③それ以外の「特別観測」――の3種類がある。
特別観測は気象状況が大きく変わった時や、飛行機の離着陸の資料に使うために航空会社などから照会があった時などに行われる。
気象庁や毎日新聞が入手した内部資料などによると、石垣航空気象観測所では23年3月、所長が仮眠前に庁舎内で飲酒をしていた。
24年2月には、同じ所長が飲酒運転で出勤し、酒に酔った状態で夜間の特別観測を実施していた。
関係者によると、夜間の救急搬送といった臨時の観測業務が生じた場合、通常は自動観測したデータを使用する。
ただ、機器が故障した場合は観測員が目視などで観測するため、酔った状態では正しい観測はできない。
また、システムトラブルでデータを送信できない場合には、関係各所と電話などでやり取りをするため、酔った状態では業務に支障を来すという。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d86ab48e73715eec9a7e4d41387c1d9cab0138d5
引用元: ・【沖縄】空港の気象データ、酒に酔ったまま観測 所長ら処分
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