廃棄されていたのは、1976年10月に発生した酒田大火の悲惨さを伝える「燃える大地」です。横3.6メートル、縦1.3メートルの大作の油絵で1982年に酒田市へ寄贈され当時、千石町1丁目にあった酒田地区広域消防本部のかつての庁舎の大講堂に飾られていました。作者は、市内の中学校で美術を教えていた画家の小野寺庸介さん(89)です。
小野寺庸介さん「酒田大火で教えていたクラスの家が全部燃えた。あれはショックだったね。本当にショックだった。その時の怒りと悲しみを代表してねこれは酒田市民の怒りですよ」
小野寺さんによりますと酒田地区消防本部は、庁舎の老朽化による新築移転に伴い元の庁舎を2017年に解体し「燃える大地」は、新庁舎が完成するまで梱包して別の場所で保管されました。新庁舎が完成し、おととし(23年)8月ごろ絵を確認したところ色が変わり、虫が食って無数の穴が開いていたということです。このため当時の消防長が、絵の修復は不可能と判断し、作者に連絡しないままアルミ製の額縁ごと廃棄処分したということです。
小野寺庸介さん「とにかく怒り、怒りを発しました。相当ショックでしたね。とにかく何も連絡なかった訳ですよね。十何世紀の絵がみんな修復してるでしょう。このカケラが一つあれば複製できるのだから捨てる必要はないんだと言って怒ったんです。」

引用元: ・画家、小野寺さんの作品を燃えるゴミに。消防署 [421685208]
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アンパンマン
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ドラえもん
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オリジナル
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