だが、韓国の団体らは常設の事務所を持ち、専属のスタッフもいた。ある団体は、非常にクオリティーの高い教育冊子や広報資料、本などを作っていた。
日本の団体職員が財源を尋ねると、多くの団体が活動に賛同する人による月々の会費や寄付だった。日本では助成金があっても、運営は簡単ではない。韓国の団体も資金確保には苦労しているというが、日本人の職員と「そんなに寄付する人がいるのか」と驚いた。
日本は世界の中でも寄付文化が弱いとされる。英国に本部がある慈善団体「チャリティーズ・エイド・ファンデーション」が2023年に行った調査では、過去1カ月以内に慈善団体に寄付をしたと回答した人は日本はわずか17%で、韓国は40%だった。
寄付や慈善活動の参加率などを総合した「人助けランキング」では、日本は142カ国・地域中141位で、韓国は88位。上位には、インドネシア、ケニア、シンガポール、米国、ウクライナなどが入る。
社会に対する意識で差
寄付が多い国と日本の大きな差には、まず宗教活動の活発さが関係する。宗教は宗教団体に対する寄付を生むだけではない。
「日本の寄付を科学する」(明石書店)の編著者、坂本治也・関西大教授は、「多くの宗教の教義の中には自分や家族を超えた人を大事にしなさいという考えが入っている。宗教心が強い人ほど、宗教団体以外の慈善寄付もする傾向がある」と説明する。このため、宗教が世俗化された日本では宗教心を動機とした寄付が少ない。
一方で、宗教だけが寄付のあり方を決めるわけではない。英国や米国などの場合は…
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毎日新聞 2025/3/12 06:00(最終更新 3/12 06:00)
https://mainichi.jp/articles/20250311/k00/00m/030/110000c
引用元: ・なぜ日本人は寄付をしないのか 毎日新聞ソウル支局 [3/12] [ばーど★]
🖕🥺
それで勲章もらったべ
でも引退に追い込まれてなんの恩恵もないことが判明したべ
いや、寄付してたからこの程度で済んだのかもだべ
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