https://news.yahoo.co.jp/articles/2a0a7e0064b4ce755c1ae3eea665b12330801c52
米トランプ政権でイーロン・マスクが政府効率化省のトップに立ってAIによる公務員改革を断行していることが話題になっているが、中国でも「AI公務員」が登場したことをご存じだろうか。
前編『中国でついに「AI公務員」が登場…!「トランプ関税」であらわになる習近平の「大失政」と、「経済ジリ貧」のヤバすぎる実情』で紹介してきたように、中国ではトランプ関税への対処に悩まされている。
いま求められているのは内需の拡大だが、莫大な資金を消費拡大に振り向ければ、習氏肝いりの「新しい質の生産力(EVや生成人工知能(AI)などハイテクの振興)」構想がおざなりになってしまうとの問題も起きてしまう。
中国政府は今年の成長率目標を約5%に据え置くと予想されているが、経済政策はこれまでとあまり変わりなく、消費拡大策は空振りに終わるのではないかと筆者は考えている。
このままでは中国経済はじり貧になるだろう。
そうした中、登場したのが「AI公務員」だ。しかし、AIを使って行政を効率化しようというアメリカの政府効率化省の構想とは似て非なるものである。
引用元: ・中国に登場した「AI公務員」が空振りに終わるワケ…!止まらない「公務員の寝そべり化」 [662593167]
■AIに「公務員制度改革」はできない
ディープシークを始め中国の生成AI産業の発展はめざましく、ビジネス界では生成AIの無料開放が急速に進んでおり、この動きは公的セクターにも波及し始めている。
広東省深圳市は中国で初めてAIを使って行政サービスを担う「AI公務員」70人を採用し、同市以外にも採用の動きが広がっている。
効率化に一役買っている一方で、AIと一緒に仕事をする現場の公務員たちは「上司に『AIの同僚』を超える創造的な仕事を見つけるよう言われた」と複雑な心境を吐露している(3月1日付RecordChina)。政府の財政難による給与の未払いも常態化しており、現場の公務員の士気は下がるばかりだろう。
習氏の「終わりなき汚職撲滅の闘い」も現場の公務員を萎縮させている。
汚職撲滅運動が開始されて以来、約600万人の公務員が処分されたが、習氏が今年に入っても「汚職は依然として増加し、最大の脅威になっている」と警告を発している。
だが、汚職が蔓延するのは公務員制度自体に問題があり、いたちごっこは永遠に続くと思う。そのせいで「寝そべり(怠慢な)公務員」が大量に発生しており、政策の実施が麻痺している有様だ。
AI公務員を導入したとしても行政の効率化は望めないだろう。
中国政府はこのところ新技術の導入をテコに難局を乗り切る構えを強めているが、日本以上のペースで進む高齢化の問題でも同じアプローチをとろうとしている。
■「一党独裁」で放置される制度改革
中国における認知症対策が待ったなしの情勢だ。昨年の認知症患者数が1600万人を超え、毎年50万人以上が行方不明になっていると言われている。
認知症患者の急増は広範な社会問題になっている事態に焦った中国政府は世界初の試みにチャレンジしている。
認知症の太宗を占めるアルツハイマー病の治療は薬物投与による対症療法が世界的な標準だが、中国では重症患者に対する外科手術(リンパ管ー頸静脈バイパス吻合術)が累計800例を超え、初期の臨床効果が確認されているという(2月27日付RecordChina)。
中国の医療関係者は「世界の認知症治療の発展に貢献している」と胸を張っているが、「安全性を軽視した人体実験が行われているのではないか」との恐怖が頭をよぎる。
共産党一党支配が続く中、中国では時代遅れとなった制度が長年放置されてきた。
政府がこれにメスを入れず、技術万能主義に固執している限り、中国社会の混迷はますます進んでしまうのではないだろうか。
朝からお前はなんてことを母ちゃん悲しいよ
早く起きなさい!
食い扶持減らせて一石二鳥なんとちゃうか?
AIがAIを互いにメンテし合うのか。
永久機関かも
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