アメリカのドナルド・トランプ大統領は4日、「違法な」抗議活動を許可している米大学への資金援助を停止し、抗議に参加した留学生を起訴して強制送還すると述べた。
トランプ氏はこの日、学生による「違法な」抗議行動を許可した教育機関への「連邦政府の資金援助をすべて停止する」と、自分のソーシャルメディア(SNS)サイト「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
アメリカ各地の大学キャンパスでは昨年、学生らが敷地を占拠し、パレスチナ・ガザでの戦争に抗議する動きが相次いだ。
ニューヨークのコロンビア大学や、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などで、イスラエルのガザ攻撃に反対する学生の大規模抗議デモが起き、逮捕者が出るなどした。
それから1年もたたないうちに、トランプ氏は抗議者らへの対応を発表した。アメリカ人の学生については、退学処分になるだろうとした。
「エリート大学のキャンパスで、ユダヤ人学生が暴行や嫌がらせを受け、反ユダヤ主義的な学生や扇動者たちにキャンパスが繰り返し占拠されるのを、
1年以上もの間、アメリカ人は見て恐怖を感じてきた」と、トランプ氏に任命されたリンダ・マクマホン教育長官は声明で述べた。
マクマホン氏は、「違法な野営やデモは、日々のキャンパス運営を完全にまひさせ、ユダヤ人学生から、彼らが享受すべき学習機会を奪っている」と付け加えた。
トランプ氏は1月、抗議活動に参加した留学生の排除を命じる大統領令に署名した。
この大統領令は、教育機関が「外国人の学生やスタッフによる活動を監視・報告」し、正当な理由があれば彼らを排除できるよう勧告するよう、政府機関に指示するものでもある。
ホワイトハウスのファクトシートには、この大統領令は「法と秩序を守り、親ハマスの破壊行為や脅迫を鎮め、左翼的で反米的なカレッジと大学における反ユダヤ主義を調査・処罰する」ことを目的としていると明記されている。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cge1q0wzrw7o#:~:text=%E6%8A%97%E8%AD%B0%E6%B4%BB%E5%8B%95
アメリカ各地の大学キャンパスで昨年、相次いだ、ガザでの戦争に対する抗議活動では数千人の学生が逮捕された。画像はコロンビア大学での学生抗議者らと警察官
ガザ抗議デモ、日本の大学でも広がる 「学生から動かないと」
https://mainichi.jp/articles/20240516/k00/00m/040/236000c
引用元: ・【イスラエルによるパレスチナのガザ地区への攻撃に対する抗議デモ】トランプ大統領 「抗議に参加した留学生を起訴して強制送還する、アメリカ人の学生は退学処分になるだろう」
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