(前略)石破首相は1月21日の毎日新聞のインタビューで、戦後80年談話を出すかどうかについて「今までの経緯も踏まえながら適切に判断したい」と述べたうえで、石破内閣の歴史認識に関しては歴代内閣の方針を基本的に引き継ぐ考えを表明。同31日の衆院予算委員会では「なぜあの戦争を始めたのか、なぜ避けることができなかったのか。検証するのは80年の今年が極めて大事だ」と述べ、第二次世界大戦の検証に意欲を示していた。
与党内には「被爆80年、核廃絶に向けての80年談話はあってもいい」(公明党の斉藤鉄夫代表)などと前向きにとらえる意見がある一方で、自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相が「出す必要は全くない。そのための70年談話だ」と述べるなど、自民の保守派は新たな談話に反対している。
氏は15年8月、戦時中の日本の行いについて「痛切な反省と心からのおわび」に言及するとともに、「先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と指摘する戦後70年談話を閣議決定した。戦後60年の05年には小泉純一郎首相談話、戦後50年の1995年には村山富市首相談話が出されている。【鈴木悟】

引用元: ・石破、戦後80年談話発表を検討 1世紀弱過去になっても戦後 [897196411]
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